
品川シーズンテラス(港区港南1)の開業10周年記念イベント「品川シーズンテラス10th Anniversary 品川横丁テラス2025」が5月29・30日に開催される。主催は品川シーズンテラス、企画・運営は品川シーズンテラスエリアマネジメント事務局(同)。
昨年の様子。音楽ピクニック楽団が会場を練り歩く(写真提供=品川シーズンテラスエリアマネジメント事務局)
品川シーズンテラスは、店舗やカンファレンス、1フロア当たり約1500坪のオフィスフロアが入る大型複合ビルと、約3.5ヘクタールの緑地で構成する施設。2015(平成27)年5月28日に開業した。屋上ソーラーパネルの設置、熱負荷を低減するガラスの採用など、環境保護に取り組む。32階建て、延べ床面積は約20万平方メートル。
同事務局の磯貝将徳さんによると、同施設が毎年開催してきたイベント「品川横丁テラス」は、「昭和レトロな横丁空間」の中で、仕事の枠を超えた新たな人とのつながりを生み出すことで、品川港南エリアの活性化を目指しているという。
両日は、「音楽ピクニック楽団 Produced by Project ORIGIN」が三味線、リコーダー、パーカッションなどを使って昭和歌謡を演奏し、会場内を歩いて回る。レコードを流す「DJ&レコードブース」の設置や、スナックでの交流を気軽に体験してもらう「スナック横丁」も開設。新橋で人気だというママが接客し、今年は新たにカラオケ設備も用意する。
飲食店は、「GOOD MORNING CAFE」、中華料理店「福園」、居酒屋「やきとん チャールストン」を含む計6店舗が出店し、揚げたこ焼き、ショーロンポー、チャーハン、ドリンクなどを用意する。また、「缶詰専門店」ではビールやおつまみ、缶詰を提供する。
このほか、10周年の節目として特別イベントを用意する。5月23日には小栗久美子さんによるベトナムの民族楽器トルンのライブを、25日には小学生を対象とした仕事体験イベント「こども夢の商店街」を、30日には小松玲子さんが打楽器サヌカイトを演奏をする「品川シーズンテラス ランチタイム ロビーコンサート」を、それぞれ行う。
磯貝さんは「民間の人が主体となって地域の価値を向上させていくエリアマネジメント活動は、10年前にはほとんど知られていなかった。活動を継続できたのはオフィスワーカーや地域の人、イベントに参加してくれる人のおかげで、心から感謝している」と話す。「今後も、より多くの人が楽しめるような身近な街づくりをしていけたら」とも。
開催時間は17時~21時30分。入場無料。