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戸越銀座にカフェバー「昼月」 小川書店跡に開業、借り受けたスケッチ画も

「昼月」外観

「昼月」外観

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 カフェバー「昼月」(品川区平塚3)が中原街道の戸越銀座通り入り口にオープンして1カ月がたった。

「昼月」店内

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 昨年末に閉店した「小川書店 戸越銀座平塚店」跡を改装した。店舗面積は9.9坪。席数は、テーブル=12席、カウンター=5席。

 「昼月」店主の浜辺さんによると、書店時代は中原街道側と商店街側の2カ所に入り口があったが、店内で落ち着いて過ごせるようにしたいと街道側の入り口は閉鎖。窓も来店客の顔が歩道から見えない高さに配置した。

 カフェバーの開業について、浜辺さんは「昨年まで、芸能事務所でスカウトやマネジメントの仕事をしていたが、以前からカフェ営業に興味を持っていた。来た人に楽しんでもらうという意味では、カフェやバーもエンタメ業の一つだと考えている」と話す。「ジャンルをカフェやバーなどに固定せず、人それぞれの心地よい過ごし方が調和するような場所を提供したい」とも。

 戸越への出店経緯については「渋谷区、品川区、目黒区などで物件を探していたところ、偶然見つけた。この場所は、武蔵小山と戸越銀座の中間地で、どちらの街にも属しているようで属していない面白さがある。家族の出身地とも近く、縁を感じた」と話す。

 営業中だった小川書店にも足を運び、長く続いてきた店の歴史を知って出店を決めたという。「小川書店の記憶を引き継げたらと店に飾られていたスケッチ画を借り受けた」と浜辺さん。このスケッチ画のほか、浜辺さんが趣味で集めたアート作品や、美術家・加地保夫さんの作品を店内に飾る。

 メニューは全時間帯共通。フードメニューは、「トマトとバジルのミートパン」「たっぷり卵のタルタルパン」(以上550円)、「生ハムとドライトマト」(700円)、「いぶりがっこタルタル」(800円)、スモークサーモン(900円)、アフォガード(650円)、バスクチーズケーキ(800円)などを用意する。

 ドリンクメニューは、「本日の珈琲(コーヒー)」、アールグレイティー、コーラ、ジンジャーエール(以上450円)、カフェラテ、コーン茶(600円)、クリームソーダ、コーラフロート(以上750円)など。加地さんが焙煎(ばいせん)した「那須からのスペシャルティ珈琲」(600円)も提供する。

 アルコールメニューは、生ビール(650円)、「角ハイボール」、アセロラサワー(以上550円)、ワイン各種、日本酒各種などをそろえる。

 オープンから1カ月がたち、浜辺さんは「1人でゆっくり読書する人もいれば、誰かと一緒に飲みに来る人もいる。シームレスな使い方をしてもらっている」と手応えを示す。

 営業時間は12時~23時。水曜定休。

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