「目黒川オータムプロムナード」が11月12日、始まった。主催は大崎エリアマネージメント(品川区大崎1)。
「目黒川オータムプロムナード」山本橋側のリボン。秋をイメージしたオレンジ色や茶色
初の試みとして、目黒川の山本橋から御成橋までの区間数カ所に色とりどりのリボン約2000本を飾る同イベント。リボンの半数には、近隣の学校や福祉施設、企業の人々によるメッセージが書かれている。
同マネージメント事務局長の多並知宏さんは「春の桜、冬のイルミネーションのように、秋の時期も目黒川沿いに人を呼び込むイベントを開きたいと考えた。品川区の都市ブランディング『しあわせ多彩区』が目指す、多様な人々が共生するまちづくりに合わせ、皆で作り上げる内容にした」と話す。
期間中、御成橋側には「しあわせ多彩区」をイメージしてさまざまな色のリボンを、山本橋側には四季をモチーフにした色のリボンを飾る。リボンは日没に合わせライトアップする。
外出が困難な人を対象に、分身ロボット「OriHime(オリヒメ)」を使った遠隔ガイドも行う。スタッフがOriHimeを持って目黒川沿いを歩き、リアルタイムで風景を映しながら参加者を案内する。清泉女子大学安斎ゼミナールの学生がガイド役を務める回も用意する。
11月16日には、Eボート(手こぎボート)でリボン装飾を水上から見上げるイベントを開催。参加者は、五反田リバーステーションから東品川海上公園船着場までの距離をボートで移動した。
多並さんは「いろんな方に秋の目黒川を楽しんでほしい。舟運通勤など、ボートに乗って目黒川を楽しめる機会があることを広く知ってもらえたら」と話す。
11月30日まで。