居酒屋「魚豪商（うおごうしょう）コダマ 大井町店」（品川区大井1、TEL 03-6303-8554）が東急大井町線大井町～下神明間の高架下にオープンして1カ月がたった。

「魚豪商 コダマ」地下1階店内

　運営は「泊まれるサウナ屋さん 品川サウナ」（同）や、飲食店「魚焼男 新橋本店」「焼肉男マンモス」（以上、港区）などを展開するオン・ザ・プラネット（町田市）。

　毎朝豊洲市場から魚介類を仕入れ、店内での下処理にこだわる海鮮居酒屋。大井町店は新橋店、錦糸町店に次ぐ3店舗目。店名は親しみやすさと覚えやすさを意識したほか、「こだまするように広がってほしい」との思いを込めた。

　店舗は「北海道産直バル 北海王」跡を全面改装して活用する。内装は「品川サウナ」のデザインを手がけた社内デザイナーが担当。タイル貼りでサウナとの関連性を演出し、おしゃれすぎずに居心地の良い空間を意識したという。店舗面積は地下1階と1階合わせて29坪。席数は、地下1階＝25席、1階＝28席。

　同社飲食事業部本部係長統括マネジャーの前原香織さんは「大井町は新橋とも近く、グループ店との連携も取りやすいため出店を決意した。新橋で働くビジネスパーソンも多く住んでいるようで、ブランドを知ってくれている人もいた」と話す。

　フードメニューは、「刺身の盛り合わせ」（780円）、「とろたくユッケのいくらがけ」（979円）、「肉厚椎茸（シイタケ）南蛮」（748円）、「厚切りチャーシューエッグ」（858円）、「舞茸天」（209円）や「キス天」（528円）などの天ぷら、「自家製牡蠣（かき）ラーメン」（1,188円）など。大井町店限定メニューとして、「本日の鮮魚の藁焼き」（748円～）も用意する。

　ドリンクメニューは、キンミヤ焼酎をシャーベット状に凍らせた「シャリキン」に、ライムとバイス、クエン酸を混ぜた「コダマサワー」、「オロポサワー」（以上638円）、「湯上がりゆず酒」（748円）など。このほか、日本酒の蔵元から日本酒をたるごと仕入れた「生樽（たる）日本酒」も用意。今月は、せんきん酒造（栃木県）の「仙禽（せんきん）」（1合＝968円、グラス＝528円）を提供する。

　「品川サウナ後に、締めのラーメンとアルコール1杯をオーダーしてくれるお客さんが多い印象。一人客も歓迎しており、サウナとの相乗効果に期待している」と前原さん。

　今後の展望については、「地域に深く根ざして愛される店づくりを目指している。将来的には大井町を代表する飲食店になれるようにがんばっていきたい」と意欲を見せる。

　営業時間は、平日＝17時～23時。土曜＝16時～23時（日曜は22時まで）。月曜定休（月曜が祝日の場合は火曜休み）。