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品川・港南に「和食日和 おさけと」 日本酒80種、たるサーバーを導入

「和食日和 おさけと 品川」外観

「和食日和 おさけと 品川」外観

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 創作和食「和食日和 おさけと 品川」(港区港南2、TEL 03-6260-2560)が11月12日、品川駅近くの品川インターシティにオープンした。経営は、飲食事業を手がけるfermata(フェルマータ、中央区)。

「和食日和 おさけと 品川」店内

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 店舗面積は約42坪。席数は56席。内装は白や生成り色をメインに、落ち着いた雰囲気を演出する。

 同ブランドは日本橋や神保町、京橋などビジネス街や皇居周辺に展開し、品川店は10店舗目。同社広報担当者の徳江志帆さんは「品川のオフィスワーカーはもちろん、新幹線の発着駅として国内外からの集客を見込んで出店した」と話す。

 店のコンセプトは「日本酒オアシス」。全国各地から約80種類の日本酒をそろえる。品川店では同ブランド初の試みとして、日本酒の樽(たる)サーバー「KEG DRAFT SAKE」を導入。絞った直後の日本酒を圧縮し、炭酸ガスを液中に閉じ込め、光や酸素を通さない特殊な容器に詰めることで、鮮度を高く保つ仕組みという。

 KEG DRAFT SAKEから提供する酒は、常時4種類を用意。「このサーバーを使えば、日本酒の口当たりや香りが保たれる。炭酸が抜けるためボトル売りが基本だったスパークリング日本酒も、グラス売りが可能になった」と徳江さん。

 日本酒は、「おさけとの名刺代わり 純米大吟醸」(968円)、「勝駒 純米」(1,528円)など。ラインアップは月1回以上、数種類ずつ入れ替える。このほか、「サッポロ黒ラベル 生」(1,045円)、「三郎丸蒸留所のスモーキーウイスキー」(1,188円)、「伊良コーラ」(825円)などをそろえる。

 ランチメニューは月替わりで、「宇和島流 鯛めし膳」(1,800円~)や、「銀鱈(ギンダラ)の西京焼き膳」(1,900円)、「鮮魚五種のお造り盛合わせ御膳」(2,500円)などを用意。「旬の和食を愉(たの)しむ昼会席」(5,500円)などの会席コース料理もそろえる。

 ディナーのコースは内容が月替わりで、「酒・人・語らい」(6,500円)、「和食日和」(1万円)など4種類。単品メニューは「鯛味噌(みそ)へら焼き」(825円)や、「白身魚と豆富の揚げ出し」(1,485円)、「蟹クリームコロッケ 3ヶ~」(924円~)などを用意する。

 オープン後の反応について、「会社の接待などオフィスワーカーの利用が中心だが、意外にも近隣住民や、年配の方の集まり、結婚のお顔合わせといった場面でも利用いただいている。『こんなにいろんな日本酒が飲める所はほかにない』といったうれしい声もいただいた」と徳江さん。

 「日本橋では、狭いエリアに9店舗あるので認知度も高いが、品川エリアはまだまだ。今回の出店を機にこのエリアの方にも『おさけと』を知ってもらい、最終的には別の店舗も巡って店によって異なる料理やお酒を楽しんでいただけたら」と話す。

 営業時間は、11時30分~14時、17時~22時(土曜は21時30分まで)。日曜・祝日定休。

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