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三田・慶大ケムコで「馬」にまつわる企画展 幼稚舎の雑誌「仔馬」の展示も

二重橋楠公銅像、楊斎延一画、1899年、ボン浮世絵コレクション、慶應義塾図書館(写真提供=慶応義塾ミュージアム・コモンズ)

二重橋楠公銅像、楊斎延一画、1899年、ボン浮世絵コレクション、慶應義塾図書館(写真提供=慶応義塾ミュージアム・コモンズ)

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 新春企画展「馬の跳ねる空き地」が1月8日、「慶応義塾ミュージアム・コモンズ(通称=KeMCo)」(港区三田2、TEL 03-5427-2021)で始まる。主催は同施設。

『仔馬』、慶應義塾幼稚舎(撮影=村松桂(株式会社カロワークス)、写真提供=慶応義塾ミュージアム・コモンズ)

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 KeMCo(ケムコ)は、慶応義塾大学が所有する文化財を収蔵、管理、展示する施設。文化財を起点に、大学と関わるあらゆるコミュニティーが交流する場を作る。2021年の開設以来、年始には干支(えと)にちなんだ企画展を開いてきた。昨年の展示には、近隣の住民や学生など1296人が来場したという。

 今回は、2026年の干支である午(うま)に関連し、馬をテーマに展示を行う。慶応義塾のコレクションから、「動物界の馬」「ひとに交わる馬」「馬の品定め」「戦いのなかの馬」「往来する馬」「馬と統べるもの」「名に表れる馬」「舞踏と馬」の8つのセクションに分け、馬にまつわる稀覯本(きこうぼん、中世の写本など現代では手に入らない珍しい本)、絵巻物、浮世絵、埴輪(はにわ)など60作品を並べる。

 展示作品の一つ「二重橋楠公銅像」について、同施設学芸員の大前美由希さんは「皇居前で明治天皇を出迎える様子を描いた作品で、実際の像を見たことがある人にとっては親しみやすいと思う。荒々しい像の馬と粛々と進む馬の対比に着目してもらえたら」と話す。

 特別企画「幼稚舎の仔馬(こうま)たち」も開催する。慶応義塾に縁のある芸術家の岡本太郎、銅版画家の駒井哲郎、彫刻家の岩田健らが手がけた、同幼稚舎内雑誌「仔馬」(1949年創刊)の表紙原画など33点を展示する。

 1月10日には同施設学芸員によるギャラリートークを実施する。14時から40分間。ウェブサイトで事前予約を受け付ける。

 タイトルについて「新春を軽やかに祝う浮き浮きとしたイメージを込めた。動物としての馬にフォーカスした点と、形から馬の姿を想像できることから、漢字は『午』ではなく『馬』に決めた」と大前さん。「馬は昔から人と深く関わってきた動物で、競馬や乗馬などをきっかけに関心を持つ人も多い。一般の展覧会では見かけない資料も含めてバリエーション豊かな作品を集めたので、ぜひ楽しんで」とほほ笑む。

 開催時間は11時~18時。土曜、日曜、祝日休館。1月10日、24日、2月7日は特別開館。1月26日は臨時休館。入場無料。2月7日まで。

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