「RAW+ 揺らぎのあるプラスチックの探求」展示が1月30日、品川駅港南口近くのコクヨ東京品川オフィス「THE CAMPUS(ザ・キャンパス)」(港区港南1)で始まった。主催は同社GWPものづくり開発本部デザインセンター。協力は前田技研(愛知県)。
場所は「THE CAMPUS」内のパブリックエリア「THE CAMPUS BOXX」。3Dプリンターで作ったプラスチック造形物を展示する。企画を立ち上げたのは、同デザインセンターアドバンスドデザイングループの山崎陽斗さん、佐々木誉士さん、明石怜旺さん。展示のキャプションなど、デザイン周りは同グループの後藤由芽さん、高芝祐衣さんが担当した。
山崎さんは「3Dプリンターは機械的にきれいに造形できればできるほど良いという考え方に違和感があり、素材本来のどろどろした生の造形を3Dプリンターで表現できたら面白いのでは思っていた。プリンターのノズルを強制的にずらしたり、造形後に曲げたりして作ったものをコクヨのショールームで展示したところ各方面から反応いただき、今回の展示につながった」と説明する。
会場には「垂らす」「押し付ける」「くっつける」「折り曲げる」「交差する」「溶かす」「移す」の7コーナーを設け、オブジェなどの造形物を100点以上展示する。プラスチックの見た目だけでなく質感も探究したといい、展示物の一部は会場内にいる担当者に声をかけた上で触ることもできる。
特に印象的な作品について、佐々木さんは「3Dプリンターのノズルから出る樹脂を細かく並べていき、タオルやカーペットのような見た目になった造形物。プラスチックから生まれる表情としてはかなり新しく、メンバー内でも盛り上がった」と振り返る。
展示内容について、明石さんは「3Dプリンターの造形方法の新たな段階を探る気付きを得られてとても良かった。来場者の皆さんが、身近なプラスチック素材を少し違う角度から見つめ直すきっかけになれば」と期待を寄せる。
山崎さんは「今回の試みは、プラスチックの新たな表現を探ると同時に、当社のクリエーティブや新しい物作りへの姿勢を発信する場でもある。こういった話に関心がある方々と対話が生まれたり、協業につながったりしたらうれしい」と話す。
開催時間は各日9時~18時(最終日は12時まで)。入場無料。2月6日まで。