うどん専門店「藤丸うどん」(品川区東品川3)が2月25日、品川シーサイド駅近くにオープンした。運営は、飲食店運営やM&Aなどを手がけるFood Operation Japan(千代田区)。
オープンキッチンに立つ「藤丸うどん」店主の中島崇宏さん(左)と「銀座 八五」店主の松村康史さん
新築ビルの1階に入居する。店舗面積は28坪。席数は、テーブル=21席、立ち食いカウンター=11席。
店主の中島崇宏さんは「オープンキッチンで、うどん職人の活気が伝わる空間に仕上げた。天井を高くして開放感を出し、短時間でさっと利用できる立ち食いカウンターと家族連れやグループ客が滞在しやすいテーブル席を設けている」と話す。
中島さんはうどん店で約10年勤務した経歴を持つ。客として食べに行った中華そば店「銀座 八五」(中央区)のラーメンに感激し、店主の松村康史さんに修業を志願したという。当時について、「フレンチ出身の松村シェフがつくり出す味に衝撃を受け、だしの勉強をしたい、自分もおいしいものを生み出したいと決意した。松村シェフの職人としての立ち居振る舞いにもほれ込んだ」と振り返る。
1年間の修業を経て、昨年4月から自らのうどん店を立ち上げるための物件探しを始めた中島さん。「山手線全駅の周辺を一日3万歩は歩き、インスピレーションで場所を探した。品川エリアに決めたのは、よく食べ歩きに来て慣れ親しんでいたエリアで、見つけた物件がビジネス客だけでなく家族連れや買い物客を呼び込みやすそうだったから」と説明する。
店名は、「銀座 八五」が富士山の8合目に由来することにちなみ、富士山の「ふじ」と、根がしっかり張る藤の花をかけて名付けたという。
うどんは北海道産小麦を使い店内で製麺する。だしは、長崎県産の平子煮干しや昆布、ドライトマト、シイタケ、さばぶし、花かつおなどを使ってオリジナルで考案した。器は長崎の伝統工芸である波佐見焼を採用。「うどん店では一日に大量の器を持ちながら盛り付けを行うため、重い器では腕への負担も大きい。軽量で丈夫な波佐見焼は、メラミン食器よりコストはかかるが扱いやすく、デザインの良さにこだわって選んだ」と中島さん。
看板料理は牛肉・きつね・味玉入りの「藤丸うどん」(温・冷=各890円)。かけうどん(温・冷=各360円)は「子どものお小遣いでも食べられるようにした」という。ほかに、とり天うどん(温・冷=各590円)、「肉厚きつねうどん」「真崎わかめうどん」(以上温・冷=各620円)、肉うどん(温・冷=各780円)などをそろえる。
サイドメニューは、松村さんが手がける「中華そば勝本」で調理したチャーシューを使った「勝本チャーシュー炊き込みご飯」(350円)ほか、ちくわ天(120円)、イカ天(160円)、とり天(3個=240円)、「大海老(えび)天」(300円)などを用意する。
オープン後の反響について、中島さんは「子ども連れがたくさん来てくれており、冷たいきつねうどんがよく注文されている。今後は、子どもから高齢の方まで、地域の人に『うどん食堂』として親しんでもらえる店にしていきたい」と話す。
営業時間は9時~19時(土曜・日曜・祝日は15時まで)。