五反田のイベントスペース「ゴタンダソニック」(品川区西五反田3) で4月26日、落語、ダンスなどのコラボレーションイベント「ドクトク編集」が開催される。
4月26日に開催するイベント「ドクトク編集」のドクトクマン。
同イベントは、同じ会社の同僚として働く小堀れいなさん(26)と井上茜さん(25)が企画した。小堀さんはギャラリーに配属、井上さんは映像関係の部署で働いている。今まで異なったジャンルのイベントを主催していたが、小堀さんが井上さんを誘うかたちで今回の企画が実現した。
ターゲットは、年代や性別を問わず「カルチャー全般にアンテナを張っている人」。「通常のイベントは出演者によってテーマが異なり、一貫性がないものが多いと感じていた。テーマを決めて、自分達が行ってみたいと思うジャンルを一挙に楽しめる企画にした」(井上さん)という同イベントのテーマは「五月病を乗り越えよう」。「うつうつとした季節をどう乗り越えていくか」について、落語、インド打楽器、ダンス、演劇で表現する。
出演者は「今、面白いと感じる」若手アーティストを小堀さんと井上さんが選出。落語を披露するのは他業種とのコラボレーションを行うなど幅広く活動する若手落語家の立川志の吉さん。インド打楽器タブラ奏者のU-zhaan(ユザーン)さんは、UA(ウーア)さんら著名な歌手のアルバムレコーディングに参加経験を持つ。そのほか、コンテンポラリーダンサーの煙巻(けむまき)ヨーコさんとDJとしても活躍するカジワラトシオさんのユニット、演劇製作チーム「快快(ファイファイ)」から野上絹代さんと中林舞さん4組が出演する。
さらに、同イベントにはケータリングサービスを中心に活動するCUEL(キュエル)が出店。季節や空間に合わせたパーティーメニューを提供する。
小堀さんは「今は動画サイトなどで、何でも簡単にネットで見られる時代。情報で満腹になっている人も多いと思うが、そんな今だからこそ生のパフォーマンスを見て五感を越えた第六感、七感までフル回転させてほしい。来場者の「舞台とはこういうもの」という固定概念を吹き飛ばすようなイベントにしたい」と意気込む。
開場17時、開演17時30分。入場料は、前売り=2,500円、当日=3,000円。