キャッツ・シアター(品川区東五反田2)で公演中のミュージカル「キャッツ」が5月3日、千秋楽を迎えた。
同作は1981年にロンドンで開幕したブロードウェーミュージカル。迫力ある歌とダンスを交えながら、個性豊かな24匹の猫たちの人生を紹介する。キャッツ・シアターは2004年11月11日、同ミュージカルの専用劇場としてオープン。2009年5月3日までの公演回数は1,563回、総入場者数は177万人に及ぶ。
土地の借用期間が満了を迎えるため、今回の上演をもって同劇場は閉館する。前売りチケットは1月中旬に完売。予約が難しい状況となっていたため、解体工期を短縮し2週間の延長公演を実施するに至った。今後は、横浜みなとみらい地区に「キャッツ・シアター」(横浜市西区)を新設。今年開港150周年を迎える同市の「横浜市開港150年記念事業」の目玉の1つとして引き継がれる。
4月23日に五反田の同劇場で行われた「次公演地決定発表会見」で、劇団四季の代表を務める浅利慶太さんが、「横浜市には開港150周年を迎える記念イベントとして、熱心に誘っていただいた。劇団四季の本拠地である横浜に劇場を新設できることをうれしく思う。『キャッツ』が横浜市の文化発信地となれば」とコメント。
また、横浜市長の中田宏さんは「『キャッツ』が常時見られるようになれば、横浜の文化も飛躍できると感じている。ミュージカルをはじめ、ライブの躍動感を横浜から国内、アジアにも発信していきたい」と話す。
横浜公演は今年11月に開幕予定。料金はS席=9,000円、A席=8,000円、B席=6,000円、C席=3,000円。