とれいす(港区芝浦4)は6月24日、国内初の野菜栽培と連動して「バーチャル野菜」を育てるサイト「iplant(アイプラント)」をオープンした。
同サイトのメーン機能は、野菜づくりに関するSNSとサイト上のバーチャルな農園「Myファーム」で育てる野菜栽培の疑似体験。SNSサービスの利用は無料で、日記、メッセージ、コミュニティーなどが利用可能。畑で本格的に家庭菜園を手がけているユーザーや簡易栽培キットで手軽に始めようとしているユーザーの情報交換の場となる。
野菜栽培の疑似体験機能は、「アイプラントキット」(肥料付き=2,100円、肥料なし=1,890円)と「種」(350円)の購入が必要。ユーザーは、野菜の種に付いている「たねID」を同サイトの「Myファーム」に入力し「バーチャル野菜」の種をまく。その後、水やり、発芽など本物の野菜に動きがあった際に、サイト上の成長記録をつけると「バーチャル野菜」も芽を出す仕組み。
また、キットを購入すると野菜の種を子どもたちにプレゼントすることができる「Seed for Child(シード フォー チャイルド)」の活動を行い、子どもたちの成長や自立を促す副次的効果を狙う。ユーザー数は7月2日時点で136人。今年度中に2万人を目指す。ターゲットは全国のOL。
同サイト担当の工藤さんは「日本の農業の良い点や悪い点を知っていただき、どのような取り組みをすれば自分の食生活が良くなるか、農家がハッピーになれるのかなどについて考えるきっかけを作っていきたい」と話し、6月8日にオープンした農業と食の情報サイト『VeGiee(ベジー)』との連動も考えているという。