柔道家の吉田秀彦さんは9月1日、「J-ROCK workout studio」(品川区平塚1)内に「吉田道場」初の総合格闘技ジムをオープンする。吉田さんは8月31日、オープンに先駆けて同道場の選手たちと公開練習を行った。
公開練習ではまず、フィットネスクラスである「ナインズワン」のメニューを吉田さんらが実演。吉田さんは通常使用されるものより重いダンベルでトレーニングを実践し、「キツイね」と苦笑する場面も。同クラスは、プロ選手のトレーナーの矢部久雄さんがインストラクターを担当する。
続いて、吉田さんをはじめ、講師を務める瀧本誠さん、中村和裕さん、小見川道大さん、村田龍一さんら同道場の選手たちがスパーリングを披露。9月にホンダセンター(アメリカ・カリフォルニア州)で行われる「UFC(ジ・アルティメット・ファイティング・チャンピオンシップ)76-Knockout」に出場する中村さんと小見川さんに注目が集まった。
100平方メートルのスペースには真っ白なマットが敷かれ、窓際にはトレーニングスペースも設けられている。同ジムのプロデュースを手がけた中村さんは「他の道場のように、吉田道場でも総合格闘技の若手育成を行いたい。特に柔道出身で総合格闘技を目指す人たちの受け皿になれるのでは」と意気込みを語った。
吉田さんは「総合格闘技のトレーニングができることはもちろん、きれいで女性でも親しめるジムを作りたかった。今後は戸越銀座の商店街のイベントに参加するなど、地域の活性化にも尽力したい。小学1年生から入門できるので、強い心身を養う場として利用してもらえれば」と、コメント。
選手たちは、9月9日、10日に行われる戸越八幡神社の祭りにも参加し、地域自由民とともに神輿を担いで戸越銀座商店街を練り歩くという。