三菱鉛筆(品川区東大井5)は9月4日、インターネット上の3D仮想空間「セカンドライフ」でのサービスを開始する。文具メーカーが同サイトに参入するのは業界初。
同社は、2006年7月より発売している「JETSTREAM」(以下、ジェットストリーム)の世界観を訴求するため、同サイト内に「ジェットストリームパビリオン」を建設。敷地面積は2,016平方メートルで、滑らかなインクを体感できる滑り台などが設置された遊戯施設。空飛ぶホウキのように飛行する「ジェットストリーム」型のアイテムで、「クセになる、なめらかな書き味」を表現した。無料配布し、アバター(仮想空間におけるユーザーの分身)の誘致を図る。
同社は、「ジェットストリーム」の商品特長と「セカンドライフ」の世界観に親和性があると考え、現実世界だけでなく、インターネット上の仮想空間を通じてブランド確立を目指すという。
サービス開始後1年間で約10万人の来客を目標にする。