高輪のホテルにスズムシ100匹-「音」にこだわり季節感を演出

ゲストリレーションに置かれたスズムシ。「スズムシは暗くならないと鳴かないので普段は机の下に置いている」と竹田さん。(撮影=竹田賢廉さん)

ゲストリレーションに置かれたスズムシ。「スズムシは暗くならないと鳴かないので普段は机の下に置いている」と竹田さん。(撮影=竹田賢廉さん)

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 ザ・プリンス さくらタワー東京、グランドプリンスホテル新高輪、グランドプリンスホテル高輪(以上、港区高輪3)はゲストリレーションや日本庭園内にスズムシ100匹を配し、宿泊客や近隣住民を楽しませている。

日本庭園に配置されたスズムシ

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 「今年は音にこだわり季節感の魅力を伝えている」と3ホテルの企画・広報を担当する竹田賢廉さん。広さ約2万平方メートルの日本庭園に付加価値をつけるため、春は「高輪の鐘」と称した鐘の音、夏の風鈴に続き、秋はスズムシの鳴き声で秋の「自然美」や「季節感」を演出する。

 竹田さんは「最近ではスズムシの鳴き声を都内で聞くことはあまりないのではないか。スズムシの鳴き声は高周波で心的ストレスを和らげる効果もある。都心では味わえない『癒やし』を当ホテルで感じていただければ」と話す。

 今月中旬まで(スズムシの寿命による)。

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