目黒に鍋と日本酒の居酒屋「鍋島一郎」-架空のキャラクター設定も

「酒と鍋が大好き」という松井社長は「日本酒を飲みながら、鍋をつついてどんどん仲良くなってください。ノミニケーションは大事」と話す。

「酒と鍋が大好き」という松井社長は「日本酒を飲みながら、鍋をつついてどんどん仲良くなってください。ノミニケーションは大事」と話す。

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 JR目黒駅東口前に9月8日、鍋専門の居酒屋「鍋島一郎」(品川区大崎2、TEL 03-5789-4511)がオープンした。

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 経営は、スパニッシュ系イタリアンバル「Gaya(ガヤ)」(豊島区)を手がけるODS(文京区)。「日本人のコミュニケーションには鍋と日本酒が一番」という同社社長・松井一剛さんのこだわりにより、鍋専門の居酒屋として出店。店内は黒を基調としたモノトーンな雰囲気で、ゆったりと座れるソファ席が特徴。店舗面積は30坪で、席数は43席。メーンターゲットはオフィスで働く30~50代の男女。

 フードメニューは、日本酒と和酒に合うメニューを中心に構成。「宮崎牛の塩すき焼き鍋」(1人前2,800円)、「水炊き鍋」(1人前1,680円)、「黒豚の辛味噌鍋」(1人前1,880円)、「レッドチリカレー鍋」(1人前1,480円)、「灼熱!唐々鍋」(1人前1,680円)などの鍋メニューを中心に40種類を用意する。

 ドリンクメニューは、佐賀の地酒「鍋島 本醸造」(1合790円)、「鍋島 純米」(1合890円)、熱かんに合うという「久保田 千寿」(1合790円)、「大七 純米」(1合890円)など100種類をそろえる。「熱かんと鍋は、牛乳とあんパンくらい相性が良い」と松井さん。普段あまり日本酒を飲まない人への「おすすめ」は、発泡日本酒「すず音」(600円)、「ねね」(500円)、「のの」(580円)など。

 店名の「鍋島一郎」は松井さんが考えた架空のキャラクター。「鍋に魅せられた人物という設定。もともとディズニーランドが大好きで、非日常的な世界観を店に持ち込みたかった。喜んでもらうのも大事だが、どうやって驚かせるかを考えた結果生まれた」(松井さん)。

 今後について、松井さんは「インターネットなどデジタルなコミュニケーションが主流になりつつあるが、人間と人間はアナログでしか感じ合えないものがある。鍋は、距離を近づけるための最適なコミュニケーションツール。会社の上司や同僚、好きな女の子を誘ったりするなど、目を合わせたコミュニケーションの場として使っていただければうれしい。これも鍋島一郎いわくなんですけどね」と笑みをこぼす。

 営業時間は12時~14時30分、17時~23時30分。

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