京浜急行電鉄(港区高輪2)とセブン-イレブン・ジャパン(千代田区)は11月13日、京急品川駅構内の高輪口に駅ナカ店舗「セブン-イレブン京急ST品川上り店」をオープンした。
同店は、同駅ホームの売店をセブン-イレブンに転換した店舗。公共料金などの代金収納サービスを実施し、セブン銀行ATMも設置した。決済は、通常店舗で使える「nanaco(ナナコ)」に加え「PASUMO(パスモ)」なども利用できる。店舗面積は12坪で、対面型売店ではなく店内に入る「ステップイン型」。品ぞろえは750アイテムを展開する。
プロモーションとして記念電車を1カ月間運行。電車は、羽田の空をイメージした青い車体に広告ラッピングを施した。泉岳寺駅から三崎口駅間を主に特快として1日に3~4回往復する予定。
セブン-イレブン・ジャパンは、京浜急行電鉄の100%子会社である京急ステーションコマース(横浜市)とフランチャイズチェーン契約を結び、今後2年間で約80店舗ある全売店を順次セブン-イレブン店舗へ転換していく。
セブン-イレブン・ジャパン広報担当者は「これまで駅構内の店舗であった京急ステーションストアの売り上げは年商45億円だったが、今回の転換をきっかけに7割増を見込んでいる。コンビニの出店余地が減るなか、出店先の選択肢を広げれば」と話す。
京急品川駅には12月4日、さらに2店舗が開店予定。営業時間は6時~23時。