モトローラ(本社=港区)は9月26日、大崎駅西口地区に新たにオープンする複合オフィスビル「シンクパークタワービル」(品川区大崎2)に本社を移転すると発表した。新オフィスでの営業開始は10月15日。
今回の移転では、ホーム・ネットワークス・モビリティ、官公庁・法人ビジネス、モバイルデバイスの各事業部門、モトローラ日本研究所を含む研究開発部門、管理部門など、これまで港区にあった同社本社の全部門をシンクパークタワーに移す。
移転先は、明電舎工場跡地に建設された地上30階地下 2階のオフィスタワーで、10月25日に複合施設としてオープンする。延べ床面積は約15万2,000平方メートル、低層階は商業エリア「シンクパークプラザ」となる予定。
同ビルは、東京都の「都市再生特別地区」第1号として認定され、ガスコージェネレーションシステムや蓄熱式空調システムなど最先端の省エネルギー技術を取り入れる。また、敷地内の大規模な緑化など地球環境に配慮しているという。
同社は、新オフィスに柱のないオープンなレイアウトを採用し、営業担当者を対象に「フリーアドレス制」を一部導入。同社製の無線LANシステムを構築するなど、「シームレス・モビリティ」環境をコンセプトに、最先端で創造的なオフィス空間を実現する。