グランドプリンスホテル高輪(港区高輪3)は12月23日、氷の彫刻を公開し利用客の目を楽しませた。
氷彫刻の展示は23日と24日の2日間のみ。同ホテルの日本庭園に設置された氷彫刻はライトアップされ、イルミネーションとともにクリスマスを演出する。氷彫刻を担当したのは、同ホテル洋食調理部で1996年のスイス国際大会で優勝経験もある氷彫刻師の小阪芳史(よしひと)さん。両日に公開する氷彫刻を約1カ月かけて制作した。
23日に公開されたのは、高さ約2.3メートル、幅4.8メートルの「巨大クリスマスケーキ」。赤鼻のトナカイのモデルとなったキャラクター「ルドルフ」とイチゴをのせたクリスマスケーキで、1本135キログラムの氷柱24本を使用したという。
24日はプレゼントを運ぶサンタクロースとトナカイの彫刻が登場。135キログラムの氷柱35本、計4トン725キログラム使用した巨大氷彫刻を公開する。
今年は例年11月の紅葉がずれこみ、冬の風物詩であるイルミネーションと併せて楽しむことができる。小阪さんは「気温が高かったので溶けないように仕上がりを太くした。多くの皆さまに楽しんでいただければ」と話す。
彫刻のライトアップ時間は17時~23時。