品川プリンスホテルのステラボール(港区高輪4)で1月26日、演劇集団「Piper(パイパー)」の第8回公演「THE LEFT STUFF」の制作発表会が行われた。
「Piper」は俳優、脚本家、演出家、振付師などさまざまな顔を持つ男性5人組のユニット。1997年に俳優・ナレーターの川下大洋さんと作家・演出家の後藤ひろひとさんが結成し、その後俳優の山内圭哉さん、俳優・振付師の竹下宏太郎さん、俳優の腹筋善之介さんが加わった。公演はコメディーにこだわり、「疲れず、楽しく、長く」続けるため、メンバー全員が「やりたいと思ったらやる」という。
同作品の舞台は、海底に埋没する次世代エネルギーを調査する組織の研究施設「海の家」。室内は「海底調査員選考」のために使用され、7人の候補生の共同生活を描く。候補生に出題される課題は、観客と「監視室長」が対話しながら決定する。作・演出を手掛ける後藤さんは見どころについて、「観客参加型で毎回内容が変わるので、テーマパークのように楽しんでほしい」と話す。
このほかゲストとして、初舞台となる女優の相武紗季さん、俳優の岡田義徳さん、「ガレッジセール」の川田広樹さんが出演。相武さんは「今までアドリブを求められることがあまりなかったので緊張するが、思いっきり楽しみたい」と意気込む。役柄については、「いない方が良かったんじゃないかと思うほど悪女。最近は、周りから悪女を求められている気がする」と笑いを誘う場面も。
岡田さんは「参加できて光栄。ものすごく楽しんでいい作品にしたい」とコメント。川田さんは「本格的な舞台は初めて。昔、沖縄でのライブ中に母親がカステラの差し入れをしてくれたことがあり、ある意味参加型は経験済み。今回の舞台も頑張りたい」と話す。
公演は4月10日、下北沢の本多劇場(世田谷区)を皮切りに、大阪、名古屋、広島、仙台で上演を予定。チケット料金は、前売り・当日ともに6,800円。全席指定。現在発売中。