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大崎の人気つけ麺店「六厘舎」が土曜限定復活-「取材お断り」の背景は?

2010年8月29日の最終営業日の様子。開店直後の朝10時30分の時点で140人を超える長蛇の列に。

2010年8月29日の最終営業日の様子。開店直後の朝10時30分の時点で140人を超える長蛇の列に。

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 大崎・百反通り沿いのつけ麺店「六厘舎本店」(品川区大崎3)が、土曜日限定で営業を再開して約3カ月が過ぎた。

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 同店は、長蛇の列ができる人気店として知られてきたが、この「行列問題」が原因で2010年8月29日に閉店。最終営業日には多くのファンが詰め寄せた。しかし、今年1月8日以降は土曜日限定で復活。ツイッターの公式アカウントでは、「マスコミの皆さまへ 閉店時の事情により取材依頼は基本受けないことにしています」(原文ママ)とツイートしている。復活の経緯と取材お断りの背景について、経営元の松富士食品(千代田区)に話を聞くことができた。

 広報の中島健史さんによると、「六厘舎は大崎から始まり、地元に愛されてきた店。ところが、知名度が上がるにつれて、身近にあるのに通いづらい店となり近隣にご迷惑をかけるようになってしまった。しかし、もう一度『六厘舎発祥の地』で営業したいという社長の意向もあり、昨年末に町内会や近隣の住民と誠意を持って何度も交渉。結果、『週1日であれば』と許可を得ることができ、再開に至った」と話す。「行列問題」に不安を感じる住民がいる一方、「また活気が出てくれる」と喜んでくれる人も多いという。

 同店は行列緩和策として敷地内に待合室を設置し、来店時間を記した整理券を配布。現段階では、行列は発生していないという。中島さんは「また行列ができる事態になったら閉店する覚悟でいる。メディアの取材も基本的にお断りしているので、皆さんにもご協力いただきたい」と理解を求める。

 今後の本格復活の可能性について、「ゼロではないし、大崎で営業を続けたい思いは強い」と中島さん。「5月22日には東京スカイツリータウンの商業施設『東京ソラマチ』に『六厘舎TOKYO』がオープンする。ぜひご来店いただければ」とも。

 営業時間は11時~16時(スープが無くなり次第終了)。

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