五反田東口エリアに海鮮居酒屋「品川 うお宿」（品川区東五反田1、TEL 03-6450-4009）がオープンして間もなく2カ月がたつ。

「品川　うお宿（じゅく）」の内装

　経営は飲食・介護事業を展開するプロダクトオブタイムグループ（品川区）。同グループ4店舗目で、わずか40メートル離れた場所には昨年開店した姉妹店「大衆酒場 BEETLE」（同）がある。常務取締役の胡桃澤忍さんは、開業の経緯について「本社があり馴染みのある五反田でさらに店を構えたかった。これまでの自社経営店舗にはない魚料理をコンセプトにした」と話す。

　店舗面積は35坪、席数は70席。店内にはテーブル席や座敷席、コの字型のカウンター席を備える。席下には電源タップを用意し、携帯電話の充電にも対応する。「いい酒場の条件は、かっこいいカウンター席があることだと思う。お客さまに快適にお店を楽しんでもらえる工夫を凝らした」と胡桃澤さん。

　メニューは、「まぐろ」（380円）や「カツオ」（650円）、「カワハギ（肝付き）」（780円）などの刺し身類のほか、「あら汁」（280円）、「サワガニの素揚げ」（590円）、「キンメ煮つけ」（880円）などの魚料理を中心に90種以上を取りそろえる。

　ドリンクは、たる酒「菊正宗 樽（たる）生」を3サイズ（1合＝390円、2合＝730円、5合＝1,750円）で提供する。そのほか「生レモンハイ」（480円）や「黒ラベル生（中）」、麦焼酎「一粒の麦」、芋焼酎「くじら」（以上430円）なども。客単価は3,000円。

　「五反田で魚をゆっくり食べられる店は、あるようで少ないと思う。単価を抑えて、魚を毎日でも楽しめるようにこだわった」と胡桃澤さん。「五反田で20年、30年と愛されるお店になれたら。家族連れで訪れたお子さんが、大きくなってまたここにお酒を飲みに来られるような思い出をつなぐ店になれたらうれしい」と笑顔を見せる。

　営業時間は15時30分～23時30分（土曜・日曜・祝日は13時30分～）。