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品川の「シンガポール・シーフード・リパブリック」10周年 認知度向上、客足伸びる

開店時から変わらぬコロニアル様式の建物

開店時から変わらぬコロニアル様式の建物

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 JR品川駅近くのシンガポールレストラン「シンガポール・シーフード・リパブリック」(港区高輪3、TEL 03-5449-8080)が4月2日、開店10周年を迎えた。運営は飲食店を経営するM・R・S(新宿区)。

メイン食材として輸入しているマッドクラブ

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 開店時に建てられたコロニアル様式の一軒家には、ダイニングスペースやバーエリア、テラス、個室を設け、カップル層から家族づれまで幅広い層のニーズに対応する。店舗面積は149坪。席数は、個室=4部屋40席、バー=42席、ダイニング=118席、テラス=60席。

 シンガポール政府が推奨する現地レストランの料理を提供する同店。「ジャンボシーフードレストラン」「パームビーチレストラン」「シーフードインターナショナルマーケット&レストラン」の3店舗が2008年に共同で開発・出店した。2011年ごろには「トンロック レストラン」が参加し、4店舗に。2016年秋には、「シーフードインターナショナルマーケット&レストラン」の現地店がクローズし、同店のみでメニューを提供するといった変化もあった。

 品川店を日本1号店としてオープンしたのち、現在では銀座や大阪の梅田、福岡の天神、シンガポールの合計5店舗を展開している。

 同社広報の畑垣奈央さんは、開店10周年の変化について、「開店時、シンガポール料理のレストランは当店以外にほとんどなかった。そこから店舗数が少しずつ増えていき、シンガポール料理の認知度が上がるにつれて、来店客数も右肩上がりに伸びた」と話す。

 10年前に比べてアジアの国々で物価が上昇し、メイン食材のマッドクラブの仕入れ値が上昇。メニューの値上げに踏み切った。「鮮度にこだわったマッドクラブを生きたまま空輸し、本場の味を再現するこだわりは開店当初のまま。メニューは大きく変化していないが、トレンドに合わせた味付けを増やしている」とも。

 料理は、マッドクラブを使った「チリクラブ」や「ブラックペッパークラブ」(以上、Sサイズ=5,970円、Mサイズ=7,390円、Lサイズ=8,850円、キングサイズ=1万440円、横綱サイズ=1万1,910円)で提供する。ほかにも、定期的にシェフがシンガポールに行き、最新のトレンドや味をメニューに反映。開店時になかった「シリアルバタープラウン」(1,970円)などのフードメニューや「クレームブリュレ」(970円)や「スノーアイス」(950円)のようなデザートも用意する。

 「10周年記念企画は、今年の下半期に検討中」と畑垣さん。「シンガポール出身者や現地の駐在経験がある方からは、『懐かしい』という感想もいただいている。これからも変わらぬおいしさを提供していきたい」とほほ笑む。

 営業時間は、11時~15時、16時~23時。

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