株式会社Matchbox Technologies(本社:新潟県新潟市中央区、代表取締役社長:佐藤 洋彰、以下当社)は、2025年10月31日(金)に農林中央金庫(本店:東京都千代田区、理事長:北林太郎)富山支店と顧客紹介契約を締結しました。
当社は、企業や自治体が簡単に独自のスポットワークプラットフォームを構築し、1日・数時間単位での柔軟な働き方を実現するクラウド型システム「matchbox(マッチボックス)」を提供しています。また、地方自治体に対して「マッチボックス」を活用した自治体公式就業プラットフォーム「自治体公式マッチボックス」の構築・運用をサポートしており、現在、富山県が運営する「富山あぐりマッチボックス」をはじめ、9府県58市町村が17のプラットフォームを運用しています。
農林中央金庫富山支店は、主に県内農業従事者(長期的には事業法人顧客への推進も想定)を対象に「富山あぐりマッチボックス」および「マッチボックス」の利用促進を行うほか、「自治体公式マッチボックス」に関心のある新規自治体の紹介等を行います。

当社は、9府県58市町村に「自治体公式マッチボックス」を提供しています。「自治体公式マッチボックス」では、地域住民への就業機会の最大化と地元企業の働き手の確保を実現できるだけでなく、各自治体に合わせた独自の就労プラットフォームを構築することで、自治体毎に異なる施策や課題に対応させることが可能です。富山県が運営する「富山あぐりマッチボックス」は、農業の担い手としての長期雇用の足掛かりの創出を目指して開設された農業専門のスポットワーク求人サービスです。富山県による実証実験プロジェクト「Digi-PoC TOYAMA」にて採択され、2024年11月1日(金)から4か月間の実証実験が行われた後、2025年4月より正式事業として運用が開始されました。

「自治体公式マッチボックス」では、登録事業者が1日・数時間単位の求人を無料で簡単に掲載することができ、急な人手不足や繁忙期に対応できるようになります。また、「セルフソーシング機能」を活用すると、過去に雇用したスポットワーカーや退職者(OBOG)、現役従業員やアルバイト等を各社専用の人材データベースに貯めることができます。働き手のスキルや勤務状況の一元管理、自社メンバー限定の求人公開、応募者の選択採用等もできるため、信頼できる人材を確保していくことが可能です。
求職者は、サイトやスマートフォンのアプリケーション等で地域の求人を簡単に検索でき、1日・数時間から応募できます。自分のライフスタイルに合わせて働くことができる柔軟な求人掲載で、子育て世代の方や高齢者、介護離職者や学生など、多様な人材が働きやすいプラットフォームをめざしています。
当社と農林中央金庫は本提携を通じ、地域企業の人材確保と誰もが柔軟に働ける地域社会の創出を支援することで、地域経済の活性化や地域課題の解決につなげていくことをめざします。
■農林中央金庫について
全国の農林水産業者の協同組織を基盤とする金融機関として、JA(農協)やJF(漁協)、JForest(森組)などを会員に、多様な金融サービスを提供しています。1923年の設立以来、農林水産業の発展に貢献するとともに、持続可能な環境・社会を支えていくことを使命としています。農林水産業者の所得向上などを通じて食と産業を支える「食農ビジネス」、国際分散投資を通じて組合員の皆様への安定還元を担う「投資ビジネス」、JAバンク・JFマリンバンクの一員として全体戦略の策定や商品・サービスの企画等多様な金融機能を提供する「リテールビジネス」の三領域を主軸に、全国の組合員の皆様と協働し、地域活性化や環境保全、持続可能な社会づくりに向けた取り組みを積極的に進めています。
農林中央金庫公式サイト:https://www.nochubank.or.jp/
農林中央金庫 富山支店 企画推進班・次長 上野太輔 様からのコメント
農業を取り巻く「人手不足」の課題は、日々深刻さを増しております。業務を通じて県内農業者の皆様と対話させていただく中でも、「繁忙期に人手が欲しいが、求める人材へ効率的にアプローチできず困っている。」といったお声をよく伺います。このような人手確保にかかる課題解決へ向けては、当社が展開する「富山あぐりマッチボックス」が大きな鍵を握るものと考えております。当金庫富山支店は、当社と連携させていただきながら、県内農業者への同サービス利活用推進を通じ、農業者が前向きに農業経営に取組める体制整備の一翼を担うべく、引き続き尽力してまいります。

私たちマッチボックステクノロジーズは、デジタル技術を活用し、「誰もが柔軟に働ける社会」の実現をめざしています。今後も自治体や地域の金融機関との連携を通し、地方の課題解決に貢献してまいります。
以上
「matchbox(マッチボックス)」について
「マッチボックス」は、スポットワークの管理内製化を可能にするセルフソーシング(R)?型のHRプロダクトです。現役従業員に加え、アルムナイ(退職者)や登録制アルバイト、一度雇用したスポットワーカーなどを、企業に合わせて開発したシステム内にメンバー登録することで、自社独自の人材プールを構築し、採用にかかる時間やコストを大幅に削減します。また、採用から給与労務までの全ての工程を、システムを通じて簡単に一元管理することができるため、業務の効率化にも最適です。事業所側が信頼できる人材を選定することを可能としたほか、求職者側への配慮として休業手当の支給や企業への与信調査などを行うなど、企業側と働き手の双方に対してフェアで安全なサービスをめざしております。マッチボックスは、企業と働き手の信頼関係をベースとしたコミュニティの構築により、あらゆる人が柔軟に働ける環境を実現させています。
「マッチボックス」サービスページ:https://business.matchbox.jp
「Matchbox Technologies」について
私たちは「雇用主も従業員も無理なく、自分らしく働けるセカイ」の実現をめざし、「企業の柔軟な職場環境づくりを、テクノロジーで実現する」というミッションのもと、企業や自治体の抱える人材課題の解決を支援しております。2020年から、企業や自治体が簡単に独自のスポットワークプラットフォームを構築し、1日単位・数時間での柔軟な働き方を実現するクラウド型システム「matchbox」の展開を開始し、これまでに10,846の事業所に導入しています。また、新潟県や大阪府をはじめとする9府県58市町村に、自治体独自のスポットワークプラットフォームとして提供しています。私たちは、資本力の差による競争に巻き込まれるのではなく、本来注力すべき「社会課題の解決」に注力し続けたいという思いから、知財戦略を重視しています。現在、スポットワークおよびセルフソーシングに関する特許を国内外に40件以上出願しており、基本特許を含む16件の特許を取得済みです。Matchbox Technologiesは、スポットワークの柔軟性と信頼できる人材コミュニティの構築を両立させる新しい働き方のスタンダードを、世の中に広く伝えていきます。またその第一人者として、今後ともコンプライアンスを遵守した安心安全なサービスの研究開発を進め、社会課題の解決に努めてまいります。
企業ページ:https://www.matchboxtech.co.jp/about-us
「マッチボックス」関連ニュースレター:https://b.mxbx.jp/matchbox_newsletter_ss