京浜急行電鉄（港区）は1月20日、「旧ホテルパシフィック東京」（高輪3）跡に、ビジネスホテル「京急EXイン 品川駅前」を開業すると発表した。オープン日は4月29日。

　同施設は、飲食店舗や大規模貸会議室・宴会施設、物販店舗などさまざまなテナントが集積する複合施設として生まれ変わる。メーンとなる宿泊施設フロアの運営は京急イーエックスイン（港区）が手がける。

　地下3階・地上29階建てのうち、ホテルは3階（フロント）・6～27階。部屋タイプは、シングル（1万2,000円）、ダブル（1人＝1万3,000円、2人＝1万5,000円）、ツイン（1人＝1万4,000円、2人＝1万7,0000円）。シングルの広さは21～25平方メートルで、京急EXイン既存店の約2倍に当たる。客室数は935室。

　1月21日より宿泊予約受け付けを始めた。開業記念として4月29日～5月31日の宿泊分に限り、シングル1泊＝7,800円～、ツイン1泊＝1万1,000円～のキャンペーンを行っている。

　現在決定しているテナントは15社。バー「bar Segredo（バー セグレド）、加賀料理店「大志満（おおしま）」、中華料理店「東天紅」などの飲食店や、貸会議室などで成る「ガーデンシティ品川」、理髪店「バーバー佐藤」などの出店を予定。

　3階・29階・30階は、ポジティブドリームパーソンズ（渋谷区）が運営する「ザ ランドマークスクエア トーキョー」。レストランとカフェ・バーを核に、ウエディング、バンケット、フラワーショップの4事業を展開する。

　京急電鉄は「サービスのスリム化を図り、リーズナブルな価格対でシティーホテル並みの広い客室をご利用いただけるビジネスホテルを展開していく」としている。