京浜急行電鉄(港区)は旧ホテルパシフィック東京跡に4月29日、ホテルや飲食店、大規模貸会議室・宴会施設などから成る複合施設「SHINAGAWA GOOS(シナガワグース)」をオープンした。
メーンとなる宿泊施設フロアは、客室数935室の大規模なビジネスホテル「京急EXイン 品川駅前」として開業。3階がフロントで、6階~27階を客室フロアとして展開する。24階~27階はエグゼクティブフロアとして全面改装。料金は、シングル(1泊1人利用)=1万2,000円~、ツイン(1泊2人利用)=1万7,000円~。
2階~4階、29・30階にはポジティブドリームパーソンズ(渋谷区)の新業態「ザ ランドマークスクエア トーキョー」が入る。ウエディング、レストラン、バンケット、フラワーショップの4事業を展開する。
1階は、ティーケーピー(中央区)がバンケット・イベントホール「ガーデンシティ品川」を出店。コンベンション、ミーティングなど最大1,800人を収容できるボールルームなど、用途に合わせて使える10会場を備える。
4階には、11年ぶりの出店となる「東天紅 高輪店」。「楼蘭 ホテルパシフィック東京店」跡を居抜きで利用し、高輪店オリジナルメニューなど、他店舗より「クラスアップ」したメニューを用意する。席数は160席。
このほか、セラーバー「bar segredo(バー セグレド)」、加賀料理「大志満(おおしま)」、和食創作料理「Den Den Den-La Campagne(デンデンデン ラ カンパーニュ)、レストラン&アメリカンバー「T.G.I.Friday’s(ティージーアイフライデーズ)」、アジアンエスニック「シンガポール・シーフード・リパブリック」などの飲食店も展開。
京浜急行電鉄総務部広報課の担当者は「レストランやショップには、実績がある既存テナントに、流行への感度が高いテナントを新たに迎えて施設の魅力を向上させた。宿泊施設フロアは、シティホテルクラスの広い客室をビジネスホテル価格で提供する」と話す。「品川の顔として、多くのお客さまに愛される複合施設を目指す」とも。