港区は、田町駅東口北地区（港区芝浦1）に整備する公共公益施設の具体的な計画について区民参加型の組織を設置する。

　近年、芝浦・海岸地区では、芝浦アイランドをはじめとする大規模マンションの建設が相次ぎ、ここ2、3年で人口も8,500人から15,800人へと大幅に増加した。そこで、同区は田町駅東口北地区を「新たな都市の拠点ゾーン」と「くらしの拠点ゾーン」に分け、「歩行者動線、交通整備」「公演整備、緑化推進」「新しいコミュニティー作り」「公共施設の整備」を主に20年計画の再開発を決定した。

　同区は12月、「公共公益施設」を考えるにあたり区民参加型の組織を設置、近隣住民や在勤・在学者の意見を取り入れると発表した。具体的な検討組織は、「文化芸術ホール」「消費者センター」「スポーツセンター」「介護予防・健康施設」などで、各分科会を開催し意見を交わす。区民へのアンケートや施設利用者の意見を取り入れたことはあったが、具体的な整備についての組織を設置するのは初めて。

　「田町駅東口北地区のまちづくり」担当者は「より地元に密着した街づくりができるように、今回の募集を実施した。施設を直接利用する区民の方と一緒にゼロから考えていきたい」と話す。

　参加応募は12月7日までで、芝浦港南地区総合支所地区政策課（港区芝浦3、TEL 03-6400-0013）でファクスまたは電話で受け付ける。

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