白金台駅近くに5月1日、一時預かり託児ルーム「ちゃいるどはっぴっぴ」(港区白金台4、TEL 070-6556-4981)がオープンした。運営は、パッケージや広告のデザインを中心に手掛ける「リンクス」(渋谷区)。
託児所開設について、同社社長の金代ナオトさんは「弊社のコンセプトは『感動価値の創造』。デザイン以外でも誰かの心に残る事業をしたいとの思いから、託児サービスをやってみようと思った」と話す。
同施設には、「チャイルドマインダー認定資格」を持つスタッフが常勤。チャイルドマインダーとは、イギリスで70年以上の歴史がある国家資格を取得した家庭保育のスペシャリスト。日本では、英国政府認定団体と独占契約している日本チャイルドマインダー協会の教育プログラムを受講した人が活動している。
スタッフの福島佐知子さんは、ベビーシッターや訪問保育を行いながら、チャイルドマインダーの資格を取得。現在も訪問保育を行いながら、同施設のスタッフとしても勤務する。「企業に属していると、どうしても『その子に合ったケア』と『会社の方針』にズレが生じてしまう。チャイルドマインダーなら個人事業主として働くケースが多く、少人数制のアットホームな雰囲気できめ細やかな対応ができる」と話す。
「ちゃいるどはっぴっぴ」では、福島さんのほかにも5人のチャイルドマインダーが登録している。3人の子育て中の母親、工作上手な人、英語で子どもとコミュニケーションできるスタッフなど、予約時の要望に合わせて子どもにあったチャイルドマインダーを手配するという。
「まだ開設したばかりだが少しずつ問い合わせが増え、口コミで来園してくれた人もいる。反響が大きければ、今後も近隣エリアで徐々に拡大していきたい」と福島さん。
営業時間は9時~22時で、料金は1時間1,800円~(0歳児の場合は追加200円。利用は2時間以上から)。対象年齢は生後2カ月~12歳。完全予約制。