6月15日、NTT東日本関東病院(品川区東五反田5)の敷地内に「タニタ食堂」がオープンした。経営は「きちり」(渋谷区)。丸の内店に続く2店舗目となる。
「タニタ食堂」6月15日の日替わり定食、「中華風五目煮定食」(511Kcal/塩分2.5g)
同店は、タニタ社員食堂のメニューや運営スタイルを忠実に再現。来院者や病院関係者だけでなく、一般の人も利用できる。メニューは日替わり定食(800円)のみ。食券制で、「11:30~12:00のお食事券」など30分ごとに時間が区切られ、整理券の役割を兼ねている。
同社の広報担当・三上成文さんは「来院したら、まず券売機で食事予定時間の食券を購入してもらい、診察などの用事が済んだ後にご利用いただければ。丸の内店では整理券を配布しているが、こちらは病院の敷地内という特性もあり、このようなシステムにした」と話す。
オープン初日は12時30分の時点で14時30分までの食券が売り切れるなど、一時行列ができるほどの盛況となった。電話予約を受け付けていないため、希望時間帯の食券が買えずに引き返す人の姿も。
配膳はセルフサービスで、ご飯の盛り付けも客が行う。炊飯器横のデジタルクッキングスケールで、重さからカロリーを確認できる。
料理は、「柔らかく調理しすぎない」「具を大きくする」などの工夫でそしゃくの回数が多くなり、満腹感が得られるようになっている。この日訪れた60代女性は「確かに味が薄くてもおなかはいっぱいになる。ただ、店内にタニタ食堂のメニューについて説明がないので、意図が分からない人には煮物の野菜が生煮えのように感じるかも。ダイエット効果はあると思うので、タニタ食堂の本を買って自宅でもチャレンジしたい」と話す。
今後のメニュー予定は、6月16日=「豚肉の南部焼き定食」(555キロカロリー/塩分3.6グラム)、17日=「いかのみそだれ炒め定食」(444キロカロリー/塩分4.1グラム)、18日=「バーベキューチキン定食」(408キロカロリー/塩分3.5グラム)、19日=「オクラとナスの肉みそ炒め定食」(529キロカロリー/塩分2.5グラム)、20日=「鶏肉のなめこおろし煮定食」(464キロカロリー/塩分3.6グラム)、21日=「ピーナッツの酢鶏定食」(567キロカロリー/塩分3.8グラム)。定食のエネルギー量には、ご飯100グラム(160キロカロリー)を含む。
営業時間は11時~17時。