大井町駅前からほど近い大井町駅前中央通りで8月25日、「大井どんたく」が開催される。
大井どんたくは1953(昭和28)年、大井阪急百貨店(当時)が地域活性化のために始めた。その後、同店による運営が厳しくなり、商店街が中心となってイベントを継続してきた。
現在イベントの総合企画を担当するNPO法人「まちづくり大井」の加藤雅之さんは「なぜ『どんたく』としたのかは今となってはもうわからない。ただ、有名な祭りを大井町でもやってみようという気持ちになったのでは」と笑う。「『博多どんたく』とは違い、こちらは盆踊り大会。夏祭り=盆踊りのイメージが強かったのでは」とも。
毎年500人以上が参加し、オリジナルの「大井どんたく音頭」をはじめ、「品川音頭」「東京音頭」など5曲を踊る。各地域の踊り連だけでなく、見物客が飛び入りで参加することもできる。
25日・26日には「大井フェスタ」も開催。25日はFC東京の選手のサイン会やトークショーを行う「夏のバモバモFC東京祭り」、26日はインドネシアやコロンビア、タイなど、品川区にある大使館が参加する「品川大井国際交流祭り」を予定する。
今後について、「会場はどちらも中央通りがメーン。祭りを行う範囲を広げて街全体を盛り上げていければ」と加藤さん。「昨年は約2万5000人に楽しんでもらえた。これからも、毎年開催し続けることに力を入れていく」と話す。
開催時間は、大井どんたく=17時30分~20時、大井フェスタ=11時~17時。