京急立会川駅近くに9月25日、「KUSHI-KATSU DINNIG 31」(東大井2、TEL 03-3765-8731)がオープンした。店舗面積は15坪で、席数は27席。
店長の松浦哲郎さんは、出店に至った経緯について「立会川駅周辺は黒船来航の時代、坂本龍馬が土佐藩下屋敷守備の任務に就いた場所。『若き日の龍馬が歩いた街』としてこの史実を地域活性に取り入れている立会川商店街に共鳴した」と話す。同店スタッフに、坂本龍馬と同じ高知県出身がいたのにも縁を感じたという。
「立ち飲み屋などが多い土地なので、女性や家族連れが気軽に入れるお店が少なかった。地域活性化のためにはいろんな人に来店してほしかったので、アットホームな雰囲気を意識した」と松浦さん。廃材を用いて作られた店内は、日々改装中。客の意見も聞き、デザインに取り入れることもある。
店名の由来は、「牛ステーキ」「ホタテ」「鶏むね」(120円均一)など、31種類におよぶ串揚げの数。「以前、勤めていた串揚げ屋のメニューが30種類だったので、それを超えたかった」(松浦さん)。ほか、「牛すじ煮込み」「ホルモン煮込み」(以上380円)、「薬膳カレー」(450円)、ドリンクと食事がセットになっている「サーティーワンセット」(1,050円)など。
アルコールは、「生ビール」(490円)、「各種サワー」(380円)、「生々マッコリ」(グラス390円、ボトル1,500円)などを用意する。
今後について、「オープンしたばかりなので、まずは地元の人から愛される店になりたい」と松浦さん。「実は飲食業界を目指す人たちの育成の場とも考えている。お店を任せられる人材が現れたら、新たな土地に店舗展開し、町おこし活動を続けていきたい」とも。
営業時間は17時~23時。