森トラストグループは2月7日、マリオット・インターナショナル(米国)と提携し、「御殿山ガーデン ホテルラフォーレ東京」(北品川4)を「東京マリオットホテル」にリブランドすると発表した。開業は12月予定。運営は、森トラスト・ホテルズ&リゾーツ(同)。
同グループは「都市を託される責任」を経営理念に掲げ、東京都心部を中心に大型都市開発事業を展開。ホテル事業においては現在、新規ホテル開発や既存ホテルのリノベーションを積極的に行っている。
同社マーケティング部の青島靖史さんは「品川エリアは国内外における交通の要であり、今後も国際都市としての機能強化が求められている。最大級の会員ネットワークを持つブランドを誘致することで、国際的なビジネス、観光拠点を目指している」と話す。今年リブランドすることについて、「かねてより進めていたホテル事業の計画や進行が整ったことが一番の理由。会社設立40周年を迎えた記念的事業の一つ」とも。
総事業費は約60~70億円で、ほぼ全館の改装に踏み切る。エグゼクティブフロアやエグゼクティブゲストラウンジ、各種レストランのほか、チャペルなどのウエディング関連施設を整備する。客室数は250室。
「リブランドを発表したことで、外資系企業から法人契約の問い合わせがあるなど反響は大きい」と青島さん。「国際都市・東京に貢献できるよう、ホテルのハード面だけでなく、サービスなどのソフト面も含め、国際水準の質を提供していく。ビジネスとレジャーのどちらの利用であっても、快適に過ごせる場所となれば」と期待を込める。
改装は6月開始予定。「御殿山ガーデン ホテルラフォーレ東京」は部分営業を行う。