白金高輪駅近く、桜田通り沿いに「BISTRO GYORAN 魚籃」(港区高輪1、TEL 03-6277-2146)がオープンして1カ月半がたった。店舗面積は5坪で、席数は10席。
店主の羽立昌史さんは、18歳からフレンチ料理人としての道を歩み始めた。フランスでの修業を経て、帰国後は「AUX BACCHANALES 原宿店」の料理長に就任。その後、いくつかのフレンチレストランを渡り歩き、独立に至った。
羽立さんは「自分の店を持つのは昔からの夢だった。知り合いから物件を紹介されたのがきっかけ」と話す。「店名は魚籃坂が近いことから命名。近くを通りかかった際、思い出してもらえるように」とも。
店ではジビエ料理を提供。羽立さんは品川猟友会に所属し、自ら仕留めたカモやキジ、イノシシを使っているという。「5年前、友人から誘われて始めた。とても貴重な体験で新鮮」(羽立さん)。
料理は全てアラカルト。メニューは「シェフが捕ったカルガモ」(2,500円)や「オマールエビのテリーヌマンゴーのソルベ」(1,000円)、「サクラマスの皮焼マリネ 有機サラダ」「フランス産ホワイトアスパラ 鳥骨鶏の温卵とミモレットチーズ」(以上1,500円)、「白老牛 極上カルビ」(2,000円)など。
アルコールはワイン(ボトル=3,000円~、グラス=500円~)やシャンパン(同6,000円~、同1,000円~)、「生ビール」(700円)などを用意する。
今後について羽立さんは、「この物件は宅地開発地区で、2年後にはマンションに建て替わってしまう。先のことは分からないが、今できることを精いっぱい頑張る」と意気込む。
営業時間は18時~23時。日曜定休。