JR東海は5月25日、品川駅北口4通路に東海道新幹線の新型自動改札機を設置した。2016年度上半期までに全17駅295通路に順次導入する予定。
品川駅の現行自動改札機が導入されたのは約10年半前。新型機への取り換えの理由について、「当駅では1通路で1日当たり約2000枚の切符が通る。機械の老朽化に伴い故障も増えてきたため」と広報担当者。
新型改札機は現行の筐体(きょうたい)よりも2センチスリム化し、本体幅18センチ。このため、通路幅を最大4センチ拡張する。また、案内画面の表示内容をわかりやすくするため、表示を文言のみからイラスト入りに変更。切符排出口にナビゲーションライトも搭載し、切符の取り忘れを防止する工夫も。待機時の電力使用量は30%削減となる。
「通路を広くしたりライトで切符の流れを可視化したりすることで、お客さまにより快適に使ってもらえるようになるはず。導入駅を増やし、さらにお客さまが利用しやすい環境が整えられれば」とも。