JR東日本は6月3日、JR山手線・品川駅-田町駅間に新駅を設置する計画を正式に発表した。山手線に新駅ができるのは約40年ぶり。
新駅の場所は港区港南。品川駅から約0.9キロ、田町駅から約1.3キロ離れた位置を予定する。ホーム形態は線路別島式2 面4 線。駅名は未定で、一般公募も検討しているという。
同社広報担当者は「品川駅・田町駅周辺エリアは、国内外の各都市をつなぐ広域交通結節点としての役割が強まっている。新駅を街づくりの核として地域と連携しながら、従来の発想にとらわれない国際的に魅力のある交流拠点の創出を図っていく」と話す。
同時に、新駅周辺の「まちづくり計画」に関するコンセプトも発表。「多様な交流から新しい価値が生まれる国際的な交流拠点の形成」「人中心の広場空間の創出」「歴史や文化が感じられ、歩きたくなるような自然豊かなまちづくり」などを掲げる。詳しい政策については検討中だという。
これを受け、新駅予定地周辺を利用するビジネスパーソンや住民にインタビューした。「通勤が便利になると期待している。楽しみ」(40代男性)、「泉岳寺駅や品川駅周辺はよく散歩する。新駅をきっかけに、にぎやかになってほしい」(70代男性)などの声が寄せられたほか、「今はまだ詳細がわからないので追加情報を心待ちにしている」(50代男性)という声も。
開業時期は、東京五輪・パラリンピックに合わせた2020年を予定。