大崎・百反坂沿いに7月11日、シェアオフィス「マチキチ百反坂下」(品川区西品川3)がオープンした。施設面積は15坪。運営はアイアカデミー(大崎2)。
「マチキチ」の名称は、2011年8月に開設したフリースペース「マチキチ大崎」(大崎2)が始まり。「まちの秘密基地」をコンセプトに、地域活性化をテーマにしたプロジェクトの企画・展開や情報発信イベントなどを行う。同所は大崎に続く2番目の拠点となる。
世話人の綱嶋信一さんは「『マチキチ大崎』を通じて、将来の目標を持って行動する多くの若者と日頃から交流している。そんな人たちが自立を目指して努力できる場所を作りたいと考え、マチキチ第2号としてシェアオフィスを作った」と話す。入居条件は、大崎の地域活性化につながる活動を行うこと。
現在は、大崎一番太郎の応援を目的とした「ファンDO倶楽部」、自転車や車いすの修理を行う「自転車修理」、手作り市「クラフトマーケット」を主催する学生団体「REACH」、歌舞伎や能など日本の伝統文化の発信を行う「大崎大学」、コミケ来場者を大崎へ呼びこむプロジェクト「大崎コミックシェルター」を展開する「studio DEEN(スタジオディーン)」の5団体が入居している。
オフィス内には各団体の専用デスクを設置。自転車修理は常駐、ほか4団体は週末や平日の夜などに活動を行っているという。
「ここは、知人が商売していた店舗スペースが半年ほど空いていた物件。シェアオフィスのために提供してほしいと提案したら快く貸してくれた」と綱嶋さん。「街を活性化するのは若い世代。スピード、やる気、元気を持っている。現在入居中の5団体には、2年後を目標にマチキチから独立してもらいたい。自分たちの夢がビジネスとして成り立つよう努力してほしい」とエールを送る。
現在、追加の入居募集の予定はない。