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大崎で「ご当地キャラ」テーマにトークイベント-大崎一番太郎も登場

かわいい動きなどについて解説する場面

かわいい動きなどについて解説する場面

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 大崎駅近くの「マチキチ大崎」(品川区大崎2)で9月26日、「ご当地キャラの『ゆるくない』ビジネス論」をテーマにしたトークイベントが開催された。主催は品川経済新聞(以下、品経)。

大崎一番太郎の登場に、一斉にカメラを向ける参加者ら

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 同イベントは「品経文化センター」の第5弾。経済やビジネス、カルチャーのエキスパートを迎え、トークを中心に読者とコミュニケーションを図る場を展開する。今回は、大崎一番太郎と戸越銀次郎のデザイン&プロデュースを手掛ける犬山秋彦さんをゲストに招いた。進行は品経・宮脇淳編集長。一般参加者は28人。

 トークイベントは対談形式で実施。犬山さんがキャラクタービジネスを始めるきっかけとなったエピソードから始まり、「そもそもご当地キャラとは」「ビジネスとの関連性」などを解説。収益源や出演料、金銭以外のメリットなど、普段は聞くことのできないご当地キャラビジネスの裏側に迫る内容を展開した。

 今後のキャラクタービジネスの方向性について、犬山さんは「祭りのみこしが担ぎ手を次世代につないでいくように、自分が関わらなくなってもキャラクターが活動し続けられるような仕組みをつくっていきたい。まだ企画段階だが、ファンドとファンクラブの間のような組織『ファン DO クラブ』(仮称)を想定し、ファンの人たちがキャラクターを動かせるようにしていければ」と説明する。

 質問タイムでは、ご当地キャラの公募イラストの現状に対する見解や、昨年の「ゆるキャラグランプリ」後に大崎一番太郎がゲームキャラクターのふにゃもらけを「disった」経緯を聞く声も。ほか、「今後新キャラを企画する予定は?」との質問に対し、犬山さんは「グッズの作りやすさなど、多角展開を狙いフルーツ系のキャラクターを考えている」と、ビジネス面を重視した考えを述べた。

 トークの途中には大崎のご当地キャラクター、大崎一番太郎が登場。「かわいい動き」やファンとのふれあいで気を付けること、決めポーズの指導が行われた。

 品経・宮脇淳編集長は「ご当地キャラクターのほとんどはカツカツで運営しているのが実情。今回のトークイベントではその辺りがリアルに語られ、ご当地キャラの立ち位置を確認した上で、今後の方向性が開けたのでは。品川経済新聞として、戸越銀次郎や大崎一番太郎など、地元のキャラクターをこれからも陰ながら応援できれば」と話す。

 イベント終了後は懇親会を開催。ご当地キャラクターに関連するイベントで顔見知りという人も多く、和気あいあいとした雰囲気に。参加者からは「リアルなお金の話が聞けて興味深かった」「今回のイベントでキャラクタービジネスの理解が深まった」という声が上がった。

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