武蔵小山のベーカリー「ヨシナカブレッド」(品川区小山2、TEL 03-3785-2628)が4月15日、リニューアルオープンした。経営はヨシナカブレッド(同)。
1953(昭和28)年に創業し、今年で73年目を迎える同店。3代目社長の吉仲裕一さんを中心に、家族で運営する。2022年には、武蔵小山の一番通り沿いに2号店「ヨシナカブレッド 一番通り店」(小山3)をオープンした。
今回の新装開店は、家族のライフステージの変化に合わせて行った。1965(昭和40)年の建て替え、1987(昭和62)年の改装を経て、3度目の大規模リニューアルとなった。店舗面積は約10坪。店内は白を基調に、柔らかな光のダウンライトを配するなど温かみのある内装に仕上げた。併設工場の機材も全て新調したという。
2025年7月末から約8カ月半にわたる本店休業期間中は、2号店での営業に加え、小山台高校(小山3)の購買部や近隣スーパーでの販売、品川区内でのイベント出店を継続。新たに、ニュウマン高輪(港区高輪2)内のスーパー「明治屋」への卸売りも開始した。
一番通り店店長で、祐一さんの妹の真美さんは「休業中、工事現場で働く人に完成時期を尋ねる人や、スーパーで声をかけてくれる常連さんがいた」と振り返る。「オープン当日は開店前から約10人が列を作り、14時ごろには全商品が完売になった。この場所で、これからも長く続けたいと改めて感じた」と話す。
パンのメニューは最大200種類をそろえる。看板メニューはコッペパンに総菜を挟む調理パンで、一番人気だという「きゅうりロール」(248円)をはじめ、ナポリタン、コロッケ、やきそば、ツナちくわ(以上259円)、「三元豚ロースカツ」(291円)などをラインアップ。菓子パンは、あんぱん、あげぱん、クリームパン(以上162円)、メロンパン、食パンにクリームを挟みクッキー生地を塗った「トライアングル」(以上194円)、洋風黄身あん入りココア風味の「オランダパン」(172円)などを提供する。リニューアルを機に、来店客の声を取り入れた「アールグレイりんごパン」(216円)、「アールグレイロールパン」「チョコチップ入りチョコロールパン」(以上75円)などの新作を加えた。
「ありがたいことに、毎日買いに来てくれる方が大半。これからも皆さんの食卓に並び続けるパンを作っていきたいという思いから、ラインアップも価格も、日々の通いやすさを意識している」と裕一さん。新たに職人として加わった坂井亮太さんは「家族で働く姿を見ていて、ずっとパンづくりや店の経営に興味を持ち続けてきた。腕を磨いて店を盛り上げたい」と意気込む。今後の展望について、真美さんは「ゆくゆくは、カフェスペースを併設した3店舗目も検討している」と話す。
営業時間は平日=8時~17時(土曜は9時から)。日曜・祝日定休。