東五反田・目黒川沿いの桜並木で11月21日、「目黒川みんなのイルミネーション2014」が始まった。
2010年から開催され、今年で5回目となる同プロジェクト。発展を続ける大崎・五反田エリアへの愛着と誇りを深めることを目的としている。目黒川沿いの桜の木をオリジナルのLEDで装飾し、「冬の桜」を演出する。
例年通り、使用する電力は全てバイオディーゼル燃料で稼働する発電機で賄う。これは、周辺の食品関連企業や一般家庭から排出された腐食油をエネルギー源として再利用できるようにしたもの。同プロジェクトを通じて、二酸化炭素の削減や電力のあり方を見直すきっかけづくりを目指す。
装飾距離は約1.5キロで、12万個のLED電球が点灯。実行員会事務局担当者は「都内では六本木や丸の内のイルミネーションが有名だが多くの人で混み合う。その分、五反田~大崎間は距離が長いこともあり、ゆったりと眺められる」と話す。「何より5年連続で開催できることがうれしい。協力企業と地域住民のおかげ」とも。
イルミネーションを眺めていた子ども連れの30代男性は「冬だと寒くて外出する機会が減るので、このようなイベントはうれしい。五反田~大崎周辺はおいしい飲食店がたくさんあるので、そのような店が屋台などを出店してもいいかも」と話す。
点灯時間は17時~22時。12月25日まで。