白金商店街のそば店「清月」（港区白金3、TEL 03-3441-3708）がリニューアルオープンして2カ月がたった。店舗面積は約22坪。経営は清月そば店（同）。

「清月」の外観

　同店は約60年の歴史を持つそば店。2013年1月に一時閉店して以来、約2年ぶりのリニューアルとなる。オーナーの入澤浩算（ひろかず）さんは「祖父母の代から店を続けてきた。建物の老朽化に伴い、一時閉店をして建て替え工事をした」と話す。

　コンセプトは「女性が一人でも入りやすい店」。入澤さんの姉でコーディネーターの鈴木清実さんがデザイナーと相談しながら、内装やインテリアを吟味して決めたという。

　「そばはヘルシーで女性にも好まれるが、リニューアル前の店舗はお子さま連れには入りづらかったことに気付き、女性が利用しやすい店に一新することを決めた」と入澤さん。

　提供する麺は信州産メーンの国産そば粉を使った「二八そば」。100円増しで信州産そば粉100パーセントの「田舎そば」にも変更可能。麺に合わせてつゆも変えているという。

　メニューは、「天ぷらそば」や「天せいろ」（以上1,500円）、「鴨（かも）なんそば」「鴨せいろ」（以上1,400円）、「山かけそば」（1,100円）、「もり」（700円）などを用意する。全てのそばメニューはうどんに変更可能。250円増しで大盛りにも対応する。

　そのほか、天丼（1,400円）やカツ丼、親子丼（以上1,200円）といった丼もの、さらに小鉢などがセットになったランチプレート（980円）3種類をラインアップ。コーヒー（ホット＝300円、アイス＝350円）はフードメニューとセットで注文できる。コーヒーは、そばを食べた後に合わせたオリジナルブレンドだという。客単価は1,500円。

　今後の展望について、「年内にディナー営業を始めることが目標」と入澤さん。「試作しているスイーツをティータイムに提供していけたら」と笑顔を見せる。

　営業時間は11時30分～16時30分。水曜・日曜・祝日定休。