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スクエア荏原で明和電機が子ども向けミュージカル 観客参加型の演出に

ミュージカルに登場するマシンたち

ミュージカルに登場するマシンたち

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 中原街道・平塚橋交差点近くの旧平塚小学校跡「スクエア荏原ひらつかホール」(品川区荏原4)で9月10日、明和電機の子ども向けメカニカルミュージカル「ヒゲ博士とナンセンス★マシーン」の東京公演が行われる。

ヒゲ博士を演じる土佐さん

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 明和電機は土佐信道さんがプロデュースする芸術ユニット。青い作業服を着用して作品を「製品」、ライブを「製品デモンストレーション」と称して、「日本の高度経済成長期の中小企業のスタイル」で活動している。子ども向けミュージカルの開催は今年で3年目。

 土佐さんは「近年広まっている応援上映にヒントを得て、今年は会場の皆さんと一緒に演奏したり歌ったりできる参加型のミュージカルを企画した。これまで『ライブ』と『ワークショップ』はそれぞれ開催してきたが、その2つを初めて組み合わせることでどうなるのか、楽しみにしている」と話す。

 公演内容は、明和電機のナンセンスな楽器やマシンがどのような発想から生まれて形になったか、自動演奏楽器の生演奏に合わせて紹介していく。公演に先駆け、同ミュージカルに登場するさまざまなマシンの工作キット3~4種類を先行販売する(8月下旬を予定)。参加者は、あらかじめ作製したマシンを持参すると、ミュージカル内の合奏を楽しめる。

 「今年も『新製品』が登場し、合わせて10~12の演目を予定している。発想の種が生まれてから、どのようにマシンが完成していくのかといった、普段は見ることのできないプロセスや全体像を伝えられれば」と土佐さん。「マシンなので不具合が起こることもある。そんな時は大人の失敗を子どもに楽しんでもらえれば。創作意欲をかき立て、ニセヒゲ博士が増えてくれたらうれしい」とほほ笑む。

 公演は14時~と17時~。入場料は、前売り=大人2,500円、子ども(中学生以下)1,000円、当日=大人3,000円、子ども1,500円。座席が不要な未就学児は無料。明和電機STORES限定で、数量限定の「サイン付きオリジナル漫画チケット」(同)も販売中。

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