東五反田・目黒川沿いの桜並木で11月18日、「目黒川みんなのイルミネーション2016」が始まった。
再開発が進む大崎・五反田エリアで、街への愛着と誇りを育むことを目的にスタートした同プロジェクトは今年で7年目。
イルミネーションはすべて自家発電で点灯する。電力は 家庭や近隣の店舗から回収した廃食油を、バイオディーゼル燃料に精製したものを使う。今年は近隣の12か所のビルや店舗が回収に協力した。二酸化炭素の削減と、電力のあり方を考えるきっかけづくりが目的。
昨年までは「目黒川みんなのイルミネーション実行委員会」が主催して行ってきたが、今年は同実行委員会主催のエリアと、品川区主催エリアに分かれて行う。大崎橋から山本橋の一部と小関橋から居木橋の一部を延長したことで、装飾距離は過去最長の2.2キロメートルに及んだ。LED電球も、過去最多の42万140個を使っている。
五反田ふれあい水辺広場では18日、点灯式が行われ、先着200人に「光るリング」を配布した。さらに、「冬の桜 ふれあいフェスタ in目黒川みんなのイルミネーション」を同時開催し、ケータリングカーやマルシェなども展開。大崎駅西口商店会のマスコットキャラクター「大崎一番太郎」や品川のヒーロー「クレイヴァルス」が登場し会場を盛り上げた。会場にある3つの「桜の花の電球」を見つけた人に、抽選で「しながわ水族館」ペアチケットを進呈した。
同実行委員の小山優さんは「地元からもっと距離を伸ばしてほしい」という要望があり、今回の形になった。地域の方々に『わたしたちの街のイルミネーションだ』と胸を張れるようなイベントとして、今後も長く続けていきたい」と話す。
点灯時間は17時~22時。イルミネーションは1月9日まで。