「モスバーガー」を展開するモスフードサービス(品川区大崎2)は5月12日、2008年3月期の連結決算を発表した。
売上高は623億100万円(前年比4%増)となったが、営業利益は7億5,200万円(同45.5%減)、経常利益は12億7,800万円(同41.7%減)。
モスバーガーは昨年4月、10年ぶりにハンバーガーを全面的にリニューアルし、同社初の試みとしてクーポン券を発行するなど、積極的な販売戦略で売上高を伸ばした。
しかし、原材料費の高騰や原油高による輸送コスト増、レストラン事業を手がける子会社の業績不振によって、最終損益は3億2,500万円の赤字転落となった。
2008年度の見通しについては、「引き続き原材料費の高騰を見込んでおり、売上高のみならず収益の確保を最重要課題と位置づけている。当社グループの基幹事業であるモスバーガー事業に経営資源を集中させていく」という。
また、同社は2009年3月末までに不採算店88店舗を早期に閉店し、より強固な収益基盤の構築を目指す。具体的な計画は、今月26日に開かれる決算説明会において発表する予定。
来期の連結業績は、店舗閉店に伴う費用など一時的な損失を計画に織り込み、売上高610億円、営業利益11億円、経常利益9億円、当期純損失6億円を見込んでいる。
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