目黒アトレ屋上で「品川かぶ」種まき-植樹するアイドルの卵も

小さな品川カブの種が散らばらないよう、ペットボトルのフタを使って15cm間隔で植えていく。

小さな品川カブの種が散らばらないよう、ペットボトルのフタを使って15cm間隔で植えていく。

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 NPO法人「PLANT A TREE PLANT LOVE(プラントアツリー プラントラブ)」(港区)は10月25日、アトレ目黒の空中庭園(品川区上大崎2)で「第4回HAND IN HAND(ハンドインハンド) “品川カブ・クローバー・ゲンゲの種をまこう!”の会」を開催した。

「HAND IN HABD」活動を応援しているアイドルグループ「ともいき・木を植えたい」。

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 イベントは、同法人が2005年から展開している「HAND IN HAND」(ハンド・イン・ハンド)活動の一環。子どもたちに自然に触れ続けてもらおうと、街に木や花を植え、成長を見守ることを啓蒙している。当日は北品川で八百屋を営んでいる大塚好雄さんと東京シティ青果(中央区)の野田裕さんを講師に迎え、「品川かぶ」「クローバー」「ゲンゲ」を植えた。参加者は約20人。

 「HAND IN HAND」活動を応援しているアイドルグループ「ともいき・木を植えたい」も駆け付け、子どもたちとともに種まきを楽しんだ。同グループは、「モーニング娘。」などが所属する「ハロープロジェクト!」でデビューを目指すアイドル研修生。「ハロプロエッグ」の能登有沙さん、古川小夏さん、森咲樹さん、前田憂佳さん、佐保明梨さんの5人で構成され、「HAND IN HAND」の応援歌「みんなの木」を歌い、植樹活動を行っている。

 「品川かぶ」は江戸野菜のひとつで、かつて品川で栽培されていたといわれる長カブ。9月~10月にかけて種をまき、50~60日で収穫できる。見た目は大根のようだが、味はカブそのもの。大塚さんは、品川ブランドを育てようと「東京大長かぶ」の種を見つけ出し、今年6月に「品川大長かぶ」として正式に種を作り、区民農園や小学校、幼稚園など約80カ所に種を分けた。

 「品川かぶ」の種まきの指導に当たった大塚さんは「かつて品川でも野菜を作っていたという事実を知ってもらい、品川を盛り上げていきたい」と抱負を語る。また同法人事務局の佐山彩さんは「今まで野菜の育て方などの専門知識が足りていなかったが、地元の人々との協力で子どもたちに地域住民とのつながりを感じながら緑化活動に興味をもってもらえれば」と話す。

 収穫は12月上旬を予定。

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