20世紀モードドレス展「ポワレとフォルチュニィ」-白金・庭園美術館

(左)ポール・ポワレ「イヴニング・ドレス」1913年、(右)マリアノ・フォルチュニィ「『デルフォス』ドレス」1910年代、藤田真理子氏蔵、東京都庭園美術館内にて撮影

(左)ポール・ポワレ「イヴニング・ドレス」1913年、(右)マリアノ・フォルチュニィ「『デルフォス』ドレス」1910年代、藤田真理子氏蔵、東京都庭園美術館内にて撮影

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 東京庭園美術館(港区白金台5、TEL 03-3443-0201)は来年1月31日から、企画展「ポワレとフォルチュニィ 20世紀モードを変えた男たち」を開催する。

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 同展は、20世紀初頭のデザイナー、ポール・ポワレと、マリアノ・フォルチュニィのドレスを紹介する展覧会。マリアノ・フォルチュニィをメーンで紹介する展覧会としては、国内では20年ぶり。期間中、講演会を行うほか、展示物を写真や説明文で紹介したカタログも販売する。

 ポール・ポワレは、東洋や中東のファッションをドレスに取り入れ「モードのスルタン(帝王)」と呼ばれた。それまでドレスに欠かせなかったコルセットを使用せず、ハイ・ウエストのドレスをデザインしたことでも有名。マリアノ・フォルチュニィも、ポール・ポワレと同じく非西洋のファッションを取り入れたドレスをデザインし、画家、写真家、彫刻家、発明家などの多才な才能を発揮した。

 2月7日には、服飾史研究家で東京家政大学教授の能澤慧子さんによる講演会「ポワレとフォルチュニィの創造-妻とのコラボレーション」を開催。同21日には、フランス文学者で明治大学教授の鹿島茂さんが「モードと建築-ベンヤミンに倣い」をテーマに講演を行う。

 同館担当者は「ポール・ポワレとマリアノ・フォルチュニィのドレスを通じて、20世紀初頭の時代を感じてほしい。展示されているのは女性のドレスだが、デザインに興味のある男性にも楽しんでいただければ」と話す。

 開館時間は10時~18時(入館は17時30分まで)。休館日は第2・第4水曜と来年2月12日、3月11日。入館料は、一般=1000円、大学生(専修・各種専門学校生)=800円、小・中・高校生と65歳以上=500円。来年3月31日まで。

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