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高輪エリアに複合オフィス「ヌーク白金高輪」 共同住宅をリノベ、カフェ併設

「NEUK shirokanetakanawa」外観

「NEUK shirokanetakanawa」外観

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 シェアオフィスやコワーキングスペース、カフェ、雑貨店などが入る複合施設「NEUK shirokanetakanawa(ヌーク白金高輪)」(港区高輪1、TEL 03-6804-3944)が、白金高輪エリアにオープンして1カ月がたった。物件所有者は安田不動産(千代田区)、設計施工と企画開発、運営管理業務はリアルゲイト(渋谷区)。

カフェ「KAIKOU COFFEE」店内(写真提供=リアルゲイト)

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 同施設は地上4階建てで、延べ床面積は1056.48平方メートル。シェアハウス「シェア高輪TENTMENT(テントメント)」が入居していた築56年の建物を全面リノベーションした。建物内は、スモールオフィスとコワーキングスペース、カフェ、ショップで構成する。スモールオフィスとコワーキングスペースは会員制。

 リアルゲイト企画営業部副部長の伊藤健さんは「使われなくなった建物の活用について安田不動産から相談を受けたのがきっかけ。20年以上先も活用される施設として、単なるオフィスではなく地域に寄与するサードプレイスを目指した」と話す。サードプレイスとは、自宅・職場外でリラックスできる居心地の良い第3の場所を指す。

 施設名の「NEUK」はスコットランド語で「こぢんまりとした、温かくて心地よい場所」を意味する。「2.3~2.45メートルと、やや低い天井高に由来する。意味の通りの場所になってほしいという願いを込めた」と伊藤さん。

 1階にはカフェやショップ、オフィス入居者共用オフィスラウンジを設ける。路面側にはカフェ「KAIKOU COFFEE(カイコウコーヒー)」や雑貨店「THE COLLECT CLUB(ザコレクトクラブ)」が出店し、6月には生花店がオープン予定。共用オフィスラウンジの面積は約24坪で、32席(コワーキング会員専用席9席)を備える。共用ラウンジと外観のデザインは、地元のデザイン設計事務所「CLOCK(クロック)」(港区)が担当。海外のアトリエのような雰囲気を意識し、家具の色合いや素材を選んだという。

 2階はミーティングルーム2室(3・6人用)と、個室のフォンブース2室、1~4階には24区画のスモールオフィスを設ける。1区画の面積は約5~17坪で、月額利用料は17万6,000円~。家具の設置が別途必要。5月8日現在、半分ほどの区画が埋まっているという。ミーティングルームとフォンブース、屋上が利用できるコワーキング会員の利用料は、登記なし=月額2万2,000円~、登記あり=月額3万3,000円~。

 「施設は完成したが、全て整ったとは思っていない。入居者や地域の人々が集まり、会話や交流が生まれることで、建物自体の息吹を感じられるようになると思う。地域のハブにしていきたい」と伊藤さん。「5月17日には内覧会も兼ねたイベントを予定している。これをきっかけに当施設を知ってもらえれば」と話す。

 営業時間は、カフェ=8時~18時。ショップ=10時~19時。ショップは火曜定休。

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