
品川区役所第2庁舎内の食堂で、食品メーカーのキユーピー(渋谷区)とコラボしたサラダメニュー「しながわボウル」の提供が始まった。それに先立ち、5月23日に森澤恭子品川区長による試食会が行われた。
「しながわボウル」プロジェクトは、品川区が策定した「しながわ健康プラン21(第二次)」に基づき、区民が健康になる食環境づくりを目指す取り組み。その一環として、栄養バランスの取れたサラダボウルを共同開発し、区役所内の食堂で月に3日間提供する。メニューは月替わりで、一日100食限定。5月の提供日は26日~28日。
区が食品メーカーと連携するのは初。プロジェクトの背景について、森澤区長は「品川区はこれまで区民の食環境整備に取り組んできたが、行政単独での課題解決に限界を感じていた。そうした状況の中、『サラダファースト』を理念に掲げるキユーピーから連携のお声がけがあり、プロジェクトがスタートした」と説明する。
同プロジェクトでは、一日に推奨される野菜や栄養素の摂取量の3分の1を一皿で食べられるメニューを提供する。目安は、野菜約120グラム、タンパク質約20グラム、炭水化物は総カロリーの約半分。
第1弾のメニューは、提供日の5月27日が「小松菜の日」であることにちなみ、「小松菜とフライドチキンのしながわボウル」(750円)を用意する。東京産の小松菜をはじめ、鶏肉やパスタなどを一皿に盛り込む。その上に、キユーピー製のドレッシングを2種類かける。
森澤区長は「庁舎内の食堂は、職員だけでなく来庁した一般の方も利用できる。この機会に、野菜たっぷりで栄養バランスの取れた『しながわボウル』を味わってほしい」と呼びかける。
6月以降の提供日は未定。