
洋菓子店「Patisserie L'assiette Antique(パティスリーラシェットアンティーク)」(品川区小山4)が8月11日、武蔵小山駅近くにオープンした。
「Patisserie L'assiette Antique」外観
場所はスペシャルティコーヒー焙煎(ばいせん)所「NOG COFFEE ROASTERS(ノグコーヒーロースターズ)」跡。店舗面積は10.2坪。
店名はフランス語で「アンティークの皿」という意味。店内にアンティークのキャビネットを配置し、フランス現地やのみの市で集めてきたアンティークの皿に菓子をのせるなど、本場の雰囲気を演出する。
オーナーシェフの竹内貴江さんは35年ほど菓子の製造や開発などに携わってきたという。オープンの経緯について「店長の宮川雅子さんは元同僚で、同郷の縁もあって意気投合した。2人で何かをしたい、お互いにおいしいものを食べるのが好きという思いが一致した」と話す。「昨年から物件を探し始め、公園が隣で大通りから一本入った静かな立地が気に入った。武蔵小山は下町っぽさもタワーマンションもあり、さらに街の発展が期待できる」とも。
フランス菓子をメインに販売する。看板商品の「発酵バターフィナンシェ」(360円)はフランス産の発酵バターを使い、11時と17時の1日2回焼き上げる。「焼きたてから2時間のうちに食べるのがお勧め。中がじゅわっと、周りがカリッとして香ばしい」と竹内さん。
このほか、チョコチップが入った「ティグレ」(360円)や、「チーズクッキー」(プレーン、ブラックペッパー、カイエンペッパー、各390円)、「クッキーキューブ」(いちご=450円、くるみ=400円)、抹茶フィナンシェ(320円)、コーヒーフィナンシェ(330円)など、約16種類の商品をそろえる。季節商品として、土曜・日曜・祝日に各日20個限定でレモンケーキ「レモンヌ」(330円)を提供する。
「お客さんから生菓子も食べたいとの声があり、今後はショートケーキやタルト、プリンなどの生菓子も販売していきたい」と竹内さん。「お客さんの声を取り入れながら、イートインスペースも作っていけたら」と意気込む。
営業時間は11時~19時。月曜定休(祝日の場合は翌日)。