
猫専門のペットホテル「CAT FRIENDS HOTEL TOKYO(キャットフレンズホテル東京)」(品川区戸越2)が、戸越の宮前商店街にオープンして2カ月がたった。
リハビリセンター跡を改修して利用する。店舗面積は約14坪。
店主の唐原真紀さんは「会社員として勤務していたが、自分の好きなことをしたいと考えるようになり、猫に関わる仕事に就こうと思った。猫関係の専門学校に通った際、ペットホテルが足りていないという話を聞き、ペットホテルを開こうと考えた」と話す。
ホテルは猫専門で、完全個室制。コンパクトな「エコノミールーム」(3部屋、8,800円~)、2匹以上向けで広めの「リラクゼーションルーム」(1部屋)、窓付きで外の様子を眺められる「プレミアムスイートルーム」(2部屋、以上9,900円~)の計6部屋で、各部屋に見守り用のカメラを設置する。「自分の飼い猫を病院に併設するペットホテルに預けた際、他の動物のにおいや気配、鳴き声などで飼い猫がぐったりしてしまったことがあったので、完全個室制を導入した」と唐原さん。
想定する利用シーンは、飼い主がペットシッターに依頼できなかった場合の長期外泊や、飼い主の自宅のリフォーム、引っ越し作業時など。ホテル宿泊中は基本的な世話のほか、LINEでの状況報告や、猫の性格に合わせてのブラッシングやふれあいを行う。「運動が必要な子猫や若い猫とはよく遊んだり、臆病な性格の猫は見守る程度にとどめたり、猫に合わせた対応を心がけている。ストレスにならないことを第一に、おもてなしできたら」と唐原さん。
「生き物を預かっているので神経は使うが、猫が大好きなのでお世話できる喜びが大きい。大切に預かり、『あの人なら安心』『また利用したい』と思ってもらえる存在になれたら」とほほ笑む。
営業時間は9時~18時。