モスバーガーを経営するモスフードサービス(本社=新宿区)は9月18日、本社を品川区、大崎駅前に移転する。
移転先は、10月25日に複合施設としてオープンする大崎駅西口のシンクパークタワービル(品川区大崎2)。明電舎工場跡地に建設された地上30階地下2階のオフィスタワーで、延べ床面積約15万2,000平方メートルの規模をもつ。低層階は、商業エリアの「シンクパークプラザ」となる予定。
同社は今年4月、「客数の回復」を最も大きなテーマに掲げ、商品、CMなどを大きく方向転換。バーガー製品の全面リニューアルでは、10年ぶりにハンバーガーのパテを合挽き肉に戻し、バンズ(パン)を変更。メニュー刷新前には、首都圏などの駅構内に「モスバーガーがモスバーガーを越える!?」と銘打った広告を大々的に展開した。さらにクーポン券発行などを実施し、売り上げ・集客とも好調な伸びを見せている。昨年12月には、ファーストフード業界初のインターネット店(公式ブログ)を開設し、ユニークなプロモーションとして話題を呼んだ。
同社は移転に伴いグループ会社を新オフィス内に集結し、より効率的な経営を目指すという。