戸越銀座に初の沖縄料理専門店「沖縄食堂 がじゅまる」(品川区戸越2)がオープンして約3カ月が過ぎた。
「ソーキそば」(840円)。沖縄の製麺所から取り寄せた中太のちぢれ麺を使用。
戸越銀座温泉(戸越2)の斜め向かいに店を構える同店は、沖縄から空輸した食材を使用し店長の宮城勇さんが1人で運営する。「居酒屋以外で沖縄料理を食べられる店が少ない。気軽に沖縄料理を楽しんでもらいたいと思い開業した」と宮城さん。店舗面積は3坪で席数は6席。
主力メニューは「原価を考えずに提供している」という「沖縄そば」(630円、大盛り=780円)、「タコライス」(630円、大盛り=780円)の2品。このほか、「ソーキそば」(840円、大盛り=990円)、「中味そば」(740円、大盛り=950円)、沖縄では定番の「ポーク玉子おにぎり(数量限定)」(250円)なども。「現在、沖縄ではカツオベースのそばが主流となっているが、昔ながらのカツオベースに、豚肉のゆで汁を加えたうま味のあるブレンドダシが特徴」だという。
沖縄出身の宮城さんは「気ままに暮らすには沖縄が最適だが、東京でないと就職が難しい」と7年前に上京。五反田の沖縄居酒屋店で2年間修行した後、今回の独立にこぎ着けた。
今後について宮城さんは「現在はメニューが8種類ほどしかないのでどんどん増やしていきたい。ゴーヤなどの総菜も販売する予定。常連になってくれればこっそりとチャンプルーなどの隠れメニューを提供しているので、何度も通っていただければうれしい」とほほ笑む。
営業時間は12時~22時。月曜定休。